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【完全解説】料理初心者が最初に揃えるべき調理器具13選!ありがちな疑問を全て解消

キンクマ
料理は始めるまでの段階も大変だよネ。

 

料理初心者さんが、「料理を始めよう!」と思ったとき、まず一体どんな調理器具を揃えたらいいのでしょうか。たとえば包丁を買うにしても、いざホームセンターに行ってみると、さまざまな種類・大きさの包丁があるのでどれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、元料理人でもある筆者が料理初心者さんがまず最初に揃えるべき調理器具9選を紹介します。選ぶ際の注意点についても詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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料理初心者が最初に揃えるべき調理器具13選

包丁:家庭用の定番「三徳包丁」に注目

包丁は刃渡り15~17センチの三徳包丁が初心者にはおすすめ。「三徳」とは「肉」「魚」「野菜」など、いろいろな種類の食材を切るのに適しているという意味です。日本の家庭では、もっとも親しまれている種類の包丁でしょう。

持ち手の部分もステンレスで作られたオールステンレスタイプの三徳包丁を選べば、衛生的でかつ丈夫なのでずっと長く使っていけます。これらの三徳包丁はスーパーやホームセンターといった、調理器具を取り扱っているお店なら大抵どこにでも売られているので探してみてください。

また、小さな食材しか切ることがない場合はペティナイフにも注目。軽くて小さいので小回りが利いて、大きな包丁に抵抗がある人にも安心ですよ。

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まな板:樹脂製の安定感があるサイズが使いやすい

まな板は1センチ程度の厚さがある樹脂製(プラスチックなど)のものがおすすめ。厚さがあることでまな板が動かず安定するので、料理初心者でも安心して包丁を使えます。

まな板のサイズの目安は、横幅30~35センチ、奥行き20~25センチが家庭用としては一般的です。大きすぎると調理スペースを圧迫し、洗いにくいなどの問題も起きます。一方で小さすぎると、切った食材がまな板から落ちたり、安定感に欠けたりして使い辛いです。

さらに抗菌素材であれば菌の繁殖を防ぐことができ、お手入れもしやすいので要チェックですよ。それでも定期的に漂白消毒することは推奨なので、ぜひキッチン用の漂白剤も購入しておきましょう。

 

キンクマ
小さいまな板でも滑り止めがついていると安定するヨ。

 

フライパン:2種類のタイプが違うフライパンがあると便利

フライパンはテフロン加工された18~21センチの小さいフライパン、24~27センチの大きいフライパンの2種類があると便利です。また大きいフライパンは深型を選ぶことで、炒め物だけでなくパスタを茹でたり、煮込み料理や揚げ物にも使えたりします。

お弁当作りをする人は、卵焼き器もあわせて購入しておきましょう。卵焼き器はちょっとしたおかずを焼くときにも使えるので、小さいフライパンの代わりにも使えます。

そしてフライパンを購入するにあたっては、自宅の熱源がガス火なのかIHなのかを確認することがです。たとえば自宅がIHなのに、間違えてガス火専用のフライパンを買わないように気をつけてください。「ガス火専用」「IH専用」「ガス火・IH両用」の3タイプがあります。

 

キンクマ
フライパンも消耗品だから最初のうちは安い物で十分だヨ。
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鍋:カレーやシチューなどの煮込み料理を作りたい人には両手鍋

鍋は21~24センチの両手鍋と、18~21センチの片手鍋があると便利です。しかし深型フライパンが鍋の代用として使えるので、料理をする頻度が少ない人や収納スペースに限りがある人にとっては、鍋の購入を急ぐ必要はありません。

両手鍋はパスタを茹でたり、カレーやシチューといった煮込み料理を作る際に使います。底が薄いと焦げつきの原因になるので、ある程度の厚さがあり、内側にテフロン加工が施されているものや、見た目もオシャレなホーロー素材の鍋がおすすめです。

片手鍋は少量の野菜を茹でたり、味噌汁やスープを作る際に使います。電気ケトルがない場合には、お湯を沸かすときにも使えるので片手鍋は必須級。アルミ素材だと軽くて丈夫なうえ、熱伝導率がいいのでお湯がすぐに沸きます。

 

菜箸:金属製はフライパンや鍋のコーティングを傷つけるので注意

 

菜箸は軽くて持ちやすい竹製のものがおすすめです。金属製のものはフライパンのコーティングを傷つける恐れがあるため、料理初心者のうちは避けましょう。

また菜箸は少なくとも2セットあると、同時に複数の料理をこなせるので効率が上がります。菜箸の代わりに食事用の短い箸を使うのは、炒め物や揚げ物の際に火傷をするリスクがあるのでいけません。

 

キンクマ
菜箸がないと手がアツイアツイになるヨ。

 

トング:菜箸とあわせて使い分けると料理の効率がアップ

トングを選ぶなら先端が樹脂製(プラスチックなど)のものがおすすめ。金属製のものは、フライパンや鍋の表面を傷つけるリスクがあります。

菜箸と目的は似ていますが、トングがあると麺料理や大きな肉・魚を持ち上げるときに便利です。ほかにも完成した炒め物をお皿に盛り付けるときも、トングのほうが効率はいいでしょう。

 

キンクマ
パスタを格好よく盛り付けるときもトングは必要だヨ。

木べら:炒飯やソース作りに必須

先端が丸く、柄が長いものを選びましょう。角があるものはフライパンの底を傷つけてしまい、柄が短過ぎるのは火傷するリスクがあります。

木べらは、菜箸だと炒め辛いチャーハンや、トマトソース・ハンバーグソースなどを作るときに便利です。木べらの中心に穴が空いているものは、具材がくっつきにくかったり、粘性があるものを混ぜる際の抵抗を減らしたりする役割があります。

 

ボウル・ザル:3サイズ揃えると困ることなし

ボウルは野菜を洗ったり、調味料を混ぜ合わせたりするときにあると便利です。大きさが違う大・中・小のボウルと、それぞれにあった形のザルを揃えましょう。

ステンレス素材のボウル・ザルは丈夫で色移りもないので、ずっと使っていけます。しかしステンレス素材は電子レンジでの使用ができないので、電子レンジで使用可能な耐熱性ガラスボウルや樹脂製ボウルもあわせて揃えておくと、いざというときも安心です。

 

キンクマ
料理の効率をよくする為にも必要な道具だネ。

 

バット:揚げ物をするときに必須

アルミ素材の幅21×奥行17×高さ3センチ程度のバットが1枚あると、料理の効率は格段に上がります。バットは、仕込みの段階で切った食材を一時的に置く・フライで衣をつける・食材を調味液に浸すなどの目的で使います。

料理をする頻度が多い場合は、さらにいくつかのサイズのバットが手元にあると困りません。また揚げ物をするときに便利な油切りのアミ付きのものや、バットごと冷蔵庫に入れる際に便利なフタ付きのものにも注目です。

 

キンクマ
オーブンやレンジの使用が可能なバットも便利だヨ。

おたま:汁物を作るなら必須

せっかく作ったスープもおたまがないとお椀にすくえません。先端のすくう部分が樹脂製だと、鍋のコーティングを傷つけないのでおすすめです。

また、おたまのすくう部分の内側に目盛りがあるタイプだと、大さじ・小さじなどを使わずに料理できます。ほかにもスタンドつき(受け皿)のものは、料理の最中でも、おたまをどこに置こうか迷う必要がなくなるので注目です。

 

計量スプーン:正しい計量で料理の味を正確に

計量スプーンには大さじ・小さじの2種類があり、それぞれ15ml・5mlの計量が可能です。調味料を正確に量ることで料理の味を安定させることができ、とくにレシピ通りに作ろうと思えば計量スプーンは必須になります。

あまり料理をしない人であれば、大さじと小さじが一体となっているタイプを要チェック。コンパクトで、洗い物も減らせるのでおすすめですよ。

 

計量カップ:多機能計量カップがあると汎用性アップ

500mlまで計れるプラスチック製の計量カップが、料理初心者にはおすすめ。プラスチック製は透明感があるので目盛りが見やすく、軽くて安い物が多いです。

さらに最近では液体のみならず、お米・薄力粉・片栗粉のおおよその重さも計れる多機能計量カップがあります。キッチンスケールが手元にない場合は、ぜひ注目です。

 

ピーラー:低価格のピーラーは使いにくいので注意

ピーラーは野菜や果物などの皮むきをするときに使います。料理初心者のうちは包丁で皮むきするのは難しいので、ぜひ購入しておきましょう。

最近ではさまざまな素材・形状のピーラーがありますが、ステンレス製で先端が「T字型」「Y字型」になっているものが丈夫で使いやすいです。またピーラーは使いやすさと価格が比例する傾向にあります。考えなしに安いものを購入すると、切れ味が悪いせいで余計な力が入り、ケガの原因になるので注意しましょう。

 

キンクマ
ピーラーは良いものを買うとストレスがかからないヨ。

さいごに

この記事では、料理初心者さんが料理に必要な最低限の調理器具を中心に紹介しました。記事内で挙げた調理器具があれば、基本的な料理は一通り作ることは可能でしょう。

しかし実際には、さらにワンランク上の料理をこなしていこうとすると、揃えるべき調理器具はまだまだ沢山あります。でもそのときであれば、料理の知識・技術は十分身についている頃だと思うので、ぜひ自信をもって自分が必要だと思う調理器具を都度購入してみてください。

 

キンクマ
最初は分からないことだらけで難しいもんネ。
キンクマの奥さん
わたしは一生分からんかもしれん。

 

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