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【レシピ】つくしの見つけ方!生える時期や場所、食べ方、注意点などを一挙に紹介!【油炒め&卵とじ】

キンクマ
つくしを食べて春を感じようネ。

「つくし」は誰でも採れる春の山菜です

 

突然ですが、みなさんは「つくし」を食べたことはありますか?

つくしは、ほのかに苦く、そしてシャキシャキの食感が魅力です。
春(地域にもよるが3~5月頃)になれば、探せば全国のどこにでも生えています。

今回は、「つくし採り初心者」に向けて、つくしが採れる場所や食べるための下処理をまとめてみました。
後半には、つくしの代表的な料理を2品紹介しています。

ぜひ最後までご覧ください。

 

今回のポイントや見どころ
・つくしはどこで採れるのかを知ろう!
・つくしの下処理を覚えよう!
・つくしの美味しいレシピを覚えよう!

 

つくしが生える場所は?

つくしが好む環境

つくしが生える場所は様々です。

日当たりが良くて雑草が茂ってあり、土と水分が程よくある場所ならどこにも生えます。
ただし、アルカリ土壌を嫌う性質があるので、必ずしも良い条件が揃っていても生えるとは限りません。

 

 

「スギナ」を見つけよう

みなさんは、写真の植物を見たことはありますか?

これは、「スギナ」と言います。
昔の人は、「つくし誰の子スギナの子~♪」って歌を耳にしたことがあるでしょう。
実際には、つくしとスギナは親子関係ではありませんが、同じ地下茎で繋がっているのです。

最初につくしが頭を出し、その後、つくしが枯れた春の終わりから夏頃にかけてスギナが生い茂ります。
つまり、スギナを見つけることがさえ出来れば、春には必ずその場所につくしは生えるという目印になるということです。

 

下の写真を見てください。
つくしが胞子を飛ばし、これから枯れようとする中、スギナがニョキニョキ生えてきています(傘が開いているつくしは胞子を飛ばし終わっている)。
このように、春にはつくしとスギナを同時に見ることもできます。

 

 

お料理開始 Let’s Cooking!!

 

「はかま」を取る

つくしは、採ってからが少々大変ですね。
1本1本、丁寧に「はかま」を取る必要があります。

このまま料理すると口の中に残ってしまい、とてもじゃないですが食べることができません。
気長に頑張りましょう。

話が変わりますが、つくしの頭の部分に注目してみてください。
傘が開いているものと閉じているものがあります。

傘が開いている方(写真右側)が若いつくしです。
まだ穂先に苦味の元である胞子が多く残っています。
一方で、傘が閉じている方(写真左側)が古いつくしです。
胞子が飛んでいるので苦味が少なく、茎が細いものが多いです。

どちらも食べる分には問題ありませんが、苦いのが苦手な方は穂先が開いているものを狙うといいでしょう。
尚、若いものも若くないものも混ざっていても、料理としては何も問題はありません。

 

キンクマ
つくしは穂先の中にある胞子が苦味の原因なんだネ。

はかまは優しく取らないとつくしが千切れちゃいます

 

 

流水で洗う

はかまを取ったつくしは、流水で何度も洗います。
はかまがあった部分に、かなり汚れが溜まっているからです。

水がかなり濁りますが、その大半は胞子の色であり、全部が汚れではありません。
ですが、先ほども書いた通り胞子は苦味の元なので、お米を研ぐようなイメージで何度かじゃぶじゃぶ洗う必要があるのです。

 

 

湯にくぐらせる

大量の湯を沸かし、その中でつくしを30秒ほどくぐらせます。

 

キンクマ
火を入れ過ぎたら食感が台無しになってしまうヨ。

 

 

つくしには微量ながら毒が!一晩アク抜きする

すぐにザルに上げ、流水で粗熱を取りましょう。
冷蔵庫で一晩ほどアク抜きします。

途中、何度か水を換えてあげてください。

ちなみにですが、つくしにはアルカロイドと言う毒性のある物質が微量ながら含まれています。
ほぼ害はありませんが、先ほどの湯通しと、水にさらすことで、確実に取り除いておきましょう。

 

キンクマ
アルカロイドは山菜によく含まれているヨ。
だからこそアク抜きが必要なんだネ。

 

 

シンプルにつくしを味わう「つくしの油炒め」

先ずは、「つくしの油炒め」から作っていきます。
この料理は、つくし本来の味を楽しむには打って付けの料理です。
苦味が苦手な方は止めておきましょう。

作り方は、とっても簡単。

たっぷりのごま油で炒め、塩で味付けするだけです。
仕上げに、濃口醤油を数滴垂らしたら完成!

とっても簡単でしょ?

 

 

ご飯のお供に!「つくしの卵とじ」

これは、僕が一番大好きなつくり料理です。
出汁、濃口醤油、みりん、砂糖を合わせて一度沸かします。

沸いたところにつくしを入れ、2、3分ほど煮込みます。

 

 

そして、たっぷりの溶き卵を回し入れたら完成!

卵は強火の状態で2度に分けて入れるといいです。
最初に回し入れた卵が固まったタイミングで、残りの卵を入れます。
その後、数秒ぐつぐつさせた後に火を止め、蓋をして余熱で卵に火を入れます。
するとふわふわな卵とじが完成するのです!

 

完成 It’s ready to eat!!

 

奥さんと頑張って採ったつくしが、ついに食卓に並びました。
はかまを取る作業は大変ですが、それでも毎年食べたくなって土手に足を運びます。

さて、およそ1年ぶりとなるつくしの味は、いかがでしょうか?

 

モグモグモグ……

 

ああ、この味ですよ!
ほろ苦さとしゃきしゃき食感がクセになります。
やはり油炒めは、つくし本来の良さが存分に出ています。
卵とじは、甘さも加わり、白米がいくらあっても止まらない味に!

つくしは、山菜の中でも採る難易度は一番低い部類にあるでしょう。
もし、この記事を読んでくれた人の中で、まだつくし採りをしたことがない人は、すぐに春の土手に向かってください。
感動すること間違い無しの美味しさです。

 

キンクマ
来年も必ずつくし採りに行こうネ。
キンクマの奥さん
酒がうめぇ。

レシピ Recipe!!

つくしの油炒め
<材料>4人分

つくし・・・・・・・・400g

ごま油・・・・・・・・大さじ2
塩・・・・・・・・・・適量
濃口醤油・・・・・・・大さじ1弱


下準備など

  • つくしは、はかまを剥いてアク抜きを済ませておく。
  • お好みでみりんやすりごまなど、調味料を加える。

 

手順

1,ごま油を引いたフライパンにつくしを入れ、薄く塩を振って炒める。
2,仕上げに濃口醤油を垂らし、軽く全体を混ぜたら完成。

 

つくしの卵とじ
<材料>4人分

つくし・・・・・・・・400g

卵・・・・・・・・・・5個

(A)出汁・・・・・・・・・300cc
(A)濃口醤油・・・・・・・90cc
(A)みりん・・・・・・・・90cc
(A)砂糖・・・・・・・・・大さじ3~4(お好みで調整)


下準備など

  • つくしは、はかまを剥いてアク抜きを済ませておく。

 

手順

1,(A)を合わせて一度沸かす。
2,沸いたところにつくしを入れ、2、3分煮込む。
3,卵を2回に分けて回し入れる。
4,2回目の卵を回し入れたら、10秒ほどして火を止め、蓋をする。

 

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