あさりは下処理と火の入れ方が命です
今回は、「あさりの酒蒸し」を作ってみようと思います!
あさりには旬が2回あって、2~4月の春ごろと9~10月の秋頃です。
この時期は産卵に向け、栄養を蓄えデブになっています。
さあ、そんなあさりですが、美味しく食べる為にはある作業が必要ですよね。
それは、砂抜きです。
とにもかくにも砂抜きが不完全な状態だと、口の中がじゃりじゃりして、とてもあさりの旨味を味わう余裕など生まれません。
この記事では、一番効率的なあさりの砂抜き方法をご紹介します!
また、蒸し方も重要です。
どうすればふっくら仕上がるのかをぜひ知ってください!
・正しい砂抜きの方法を知ろう!
・塩抜きもちゃんとやっていますか?
・火を入れ過ぎたらあさりは固くなる!最低限の酒の量で短時間で仕上げよう!
お料理開始 Let’s Cooking!!
「砂抜き」する
あさりの砂抜きをしていきます。
先ずは、あさり同士をこすり合わせるように洗ってください。
ボウルに3%の塩水を作ってください。
水500ccに対して大さじ1です。
そして、ボウルにザルを重ね、洗ったあさりを入れます。
(ザルが無いと吐いた砂を再び取り込んでしまう)
あさりの顔が半分ほど「こんにちは」した状態に塩水の量を調整します。
完全に沈めると、酸素が少なくなり場合によっては窒息するのです。
さらに上部をアルミで覆い、光を遮ります。
暗い方が活発になります。
また、冷蔵庫に入れないようにしてください。
寒すぎても動きません
美味しく食べる為に、過保護に扱ってあげましょう。
途中でお邪魔してみたら、あさりが元気に動き回っていました。
中々可愛いです。
塩抜きなう✨#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#お腹ペコリン部 pic.twitter.com/Tyi9LeietW
— キンクマ主夫の食卓@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) February 15, 2023
2時間ほど置きました。
結構色々吐き出していましたね。
ちなみに元気が良いあさりほど、短時間で砂抜きが完了します。
早いものだと1時間あれば十分です。
「塩抜き」する
続いて、「塩抜き」します。
もしかしたら砂抜きを知っていても、塩抜きを知らない人がいるかもしれません。
塩抜きは、砂抜きの際に中に取り込んだ塩水を吐かせる工程です。
やり方は簡単!
塩水を全部捨て、ザルの中で1時間ほど放置するだけで完了します。
使う前、全体を軽く流水で洗ったら準備は完璧。
酒の量は多すぎに注意!
鍋にあさりを入れ、酒を回し入れます。
鍋の底が隠れる程度です。
短時間で蒸し上げる
強火にし、沸いたら蓋をします。
殻が全部開いたら完成です!
かなり長時間蒸す方もおられますが、火が入り過ぎるとあさりはすぐに固くなるので要注意です。
短時間で仕上げることが重要となります。
その為にも、終始強火であることをお忘れなく!
アルコールが残ったら美味しくありません。
完成 It’s ready to eat!!
いや~、良い匂いがしますね~。
それでは早速食べてみましょう。
モグモグモグ……
旨い!
これぞあさり!
身が柔らかく仕上がっています。
そして、あさりの酒蒸しで何よりも楽しみなものが、貝の旨味(コハク酸)がたっぷり溶け込んだ汁にあります。
感動のあまり、ゴクゴク飲んでしまいました。
もうこの汁があるだけで、白米だろうが酒だろうが止まらないことは間違いないです。
ぜひみなさんも、あさりの酒蒸しを作る際は丁寧な砂抜き・塩抜きを心掛け、短時間でサッと仕上げてみてください。
レシピ Recipe!!
<材料>2人分
あさり・・・・・・・300g程度
酒・・・・・・・・・適量
ネギ・・・・・・・・お好みで
下準備など
- あさりの砂抜き、塩抜きに3時間ほどかかる。
手順
1,あさりの表面をしっかり洗い、砂抜き、塩抜きをする。詳しくは【コチラ】
2,あさりの表面を流水でサッと洗い、水気を切ったものを鍋に並べ入れる。
3,鍋の底が隠れる程度の酒を入れて強火にかけ、沸いたら蓋をする。
4,あさりの殻が全部開いたら火を止める。
お手数ですが、
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