赤ワイン煮込みは簡単です
「赤ワイン煮込みを作るのは難しい」と思っている人は、少なくないと思います。しかし実際には、赤ワイン煮込みは和食でいう「豚の角煮」です。使う調味料が違うだけで、煮込み時間こそ必要ですが、その工程は一切難しくありません。
今回この記事では、「スペアリブの赤ワイン煮込み」の作り方をご紹介。また仕上げには、フレンチのお店で食べるような仕上げにするべく、簡単な赤ワインソースも作ってみます。見た目も華やかな料理なので、ぜひ特別な日の料理に作ってみてはいかがでしょうか。
・スペアリブの下処理、焼きの工程も大事ですよ。
・和の調味料も大活躍!?じっくり煮込もう!
・赤ワインソースの作り方の基本を覚えよう!
「#スペアリブの赤ワイン煮込み」を作ったヨ🍖✨
奥さんも大興奮の仕上がりだったネ💪💪💪💪お引っ越しの準備疲れは少しは取れてくれたカナ❓💦#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#お腹ペコリン部 pic.twitter.com/nNldCP3pwD
— キンクマ主夫の食卓@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) February 11, 2023
お料理開始 Let’s Cooking!!
食べにくいのが苦手な人はスペアリブに一手間
スペアリブは、肉があまりついていない骨側の薄い膜に切れ込みを入れることで、とても食べやすくなります。今回は煮込み料理なので、元々お肉が骨から剥がれやすいですが、焼いて食べる場合には必ず一手間加えたいです。骨ごとじゃぶりつきたい場合は、必ずしも切れ込みは入れなくていいです。
スペアリブに下味を入れる
塩胡椒・ナツメグで下味を入れ、全体に薄力粉を塗します。
玉ねぎを炒める
オリーブオイルを引いたフライパンにバターを入れ、玉ねぎがしっかり透明になるまで炒めます。
スペアリブを焼く
炒めた玉ねぎを一旦取り出したら、再びオリーブオイルを引いたフライパンでにんにくのみじん切りと共に焼いていきます。全体にこんがり焼き色をつけましょう。
赤ワインを入れる
玉ねぎを戻し、赤ワインを入れて強火にかけます。一気にアルコールを飛ばしましょう。
ちなみに赤ワインのコクや渋味を表す指標に「ボディ」というものがあります。ライトボディ・ミディアムボディ・フルボディの順で濃くなっていき、赤ワイン煮込みに適したものは一般的に「フルボディ」です。
軽いワインだと、少し物足りない仕上がりになってしまいますね。ワインのラベルに「〇〇ボディ」と書かれていると思いますので、ぜひ確認して料理に使ってみましょう。
味を入れながら煮込む
強火で5分ほどぐつぐつさせたら、水・はちみつ・みりん・シナモン・ローリエを加えます。ここから1時間ほど蓋をし、中強火で煮込んでいきましょう。煮汁が少なくなったら、都度水を加えます。
1時間後、濃口醤油を加えてさらに3時間ほど煮込みます。和食でも鉄則ですが、基本的に醤油は後から入れてください。先に醤油が入ると、甘味が食材に入りにくくなり、食材が固くなります。
スペアリブを一度取り出す
濃口醤油を入れて約3時間後。煮汁が1/3程度になった段階で、スペアリブを一度バットに取り出します。崩れやすくなっているので注意しましょう。
数時間スペアリブを煮込むことで、汁がかなり濁っていると思います。これから別のフライパンで赤ワインソースを作ります。
赤ワインを鏡状になるまで煮詰める(赤ワインソース作り)
赤ワインを中強火で煮詰めていきます。最初はサラサラの赤ワインですが、煮詰めていくととろみが増し、表面が鏡のように変化します。
煮汁を漉して煮詰めた赤ワインに加える
そこに先ほどまでスペアリブを煮込んでいた汁を漉して加えます。これをさらに煮込んでいきましょう。
ソースを絡める
塩胡椒・濃口醤油・はちみつ等で味を整え、スペアリブを戻します。しっかりソースを絡めながら、煮詰めて完成です。
完成 It’s ready to eat!!
香りもサイコーですし、もう見た目からして美味しそうですよね?
我慢できないので、早速特盛の白米と共にいただきます!
モグモグモグ……
うん、お肉がとっても柔らかく仕上がっています。そしてワイン煮込み特有の深い旨味がたまりません。これは究極の美味さですよ。
奥さんもこれにはワインをがぶ飲みしていました。どうやら、ここ最近食べたご飯の中で一番美味しかったようです。自画自賛にはなりますが、確かにそれも頷ける味ですね。
この料理は煮込み時間を増やすか、圧力鍋を使うことで、さらに柔らかく仕上げることもできます。みなさんもぜひ機会がありましたら、スペアリブを使った赤ワイン煮込みをお試しください。
レシピ Recipe!!
<材料>4人分
スペアリブ・・・・・800g
塩胡椒・・・・・・・適量
ナツメグ・・・・・・適量
薄力粉・・・・・・・適量
玉ねぎ・・・・・・・1/2個(スライス)
バター・・・・・・・20g
オリーブオイル・・・・大さじ1
にんにく・・・・・・・1かけ(みじん切り)
赤ワイン・・・・・・・500ml
(A)水・・・・・・・・・・適量(スペアリブ全体が十分浸る程度に)
(A)はちみつ・・・・・・・大さじ1強(目安)(砂糖も可)
(A)みりん・・・・・・・・大さじ2
(A)シナモン・・・・・・・3センチほど(あれば)
(A)ローリエ・・・・・・・2枚(あれば)
濃口醤油・・・・・・・大さじ2
【赤ワインソース】
赤ワイン・・・・・・300ml
(B)塩胡椒・・・・・・・適量
(B)濃口醤油・・・・・・適量
(B)はちみつ・・・・・・適量
下準備など
- 赤ワインの種類によって甘さが異なるので、はちみつ(砂糖)は味をみて調整。
手順
1,スペアリブに塩胡椒、ナツメグで下味を入れ、全体に薄力粉をまんべんなく塗す。
2,玉ねぎをバターと共に透明になるまでじっくり炒める。バットに移す。
3,オリーブオイルを引いたフライパンににんにくのみじん切りを入れ、スペアリブの全面を焼く。
4,(3)に(2)を戻し、赤ワインを入れて強火で沸かしアルコールを飛ばす。
5,5分ほど沸かしたら、(A)を入れ、再び沸いたら少し火を落として蓋をして1時間煮込む。水分量が減ったら都度水を加える。
6,濃口醤油を加え、再び蓋をして3時間煮込む。水分量が減ったら都度水を加える。
7,濃口醤油を加えて2時間経過後、煮汁が1/3程度まで減った段階で一度スペアリブをバットに取り出す。
8,赤ワインソースを作る。別のフライパンに赤ワイン300mlを加え、表面が鏡状になるまで煮詰める。
9,(8)に(7)の煮汁を漉して加える。
10,(9)をさらに煮詰め、(B)で味を整える。
11,(10)にスペアリブを戻し、ソースを絡めながら煮詰める。
お手数ですが、
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