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【徹底解説】おすすめの業務用冷凍庫8選!用途に合った形状・容量・温度で選ぼう

キンクマ
後悔のない冷凍庫を買おう!
多くの食材を扱う飲食店において、大量保存が可能な業務用冷凍庫は必須品です。しかし最近では業務用冷凍庫を販売しているメーカーは多く、サイズや形状、最低温度など、モデルによって様々で、どれを購入すればいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、業務用冷凍庫を選ぶ際の注意点やおすすめメーカー、実際のおすすめ商品を紹介。大きなお買い物で失敗しない為にも、ぜひ参考にしてみてください。

 

業務用冷凍庫を選ぶ際のポイント

大きさで選ぼう!よくある失敗は?

 

業務用冷凍庫には様々な大きさのものが存在します。購入の際は、必ず設置する場所に理想の形で収まるのかをあらかじめ寸法を測って確認する必要があります。

ここでよくある失敗が、扉の開け閉めを計算に入れていないことです。後述しますが、業務用冷凍庫の扉には大きく分けて3タイプが存在します。

その中でも特に、前開きタイプの場合は注意が必要です。筆者も実際に働いていたお店で経験がありますが、狭い故に完全に扉を開くことができず、無理やり手を突っ込んで物の出し入れをしていました。

また扉を開けたとしても、通路を大きく塞いでしまうパターンも多々あります。仕事の効率にも影響しますので、ぜひ動線も考慮した上で適した業務用冷凍庫の大きさを定めてください。

 

形状、容量で選ぼう!

上部スライドドアタイプ

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まず初めに紹介するのが、「上部スライドドアタイプ」です。こちらは、コンビニのアイスクリーム売り場で使われているのを見かけることもありますね。

このタイプは比較的小型のものが多く、限られた狭いスペースで置けるのがメリットです扉の開閉にも、さほど気を遣う必要もなく、最低限の高さがあれば食材の出し入れは容易でしょう。また扉が上部にあることにより、開けた際に冷気が逃げにくいため、品質管理の点においても優秀です

デメリットを上げるならば、食材を下から上へと収納していくこととなるので、一番下に入れた食材を取り出す際に苦労します。整理整頓が難しいので、入れる食材の種類や量が多い場合には不向きかもしれません。

 

チェストタイプ

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「チェストタイプ」は、上部に大き目の扉が付いてあるのが特徴です。先に紹介した「上部スライドドアタイプ」は小型のものが多いですが、「チェストタイプ」は小型のものから大型のものまで、様々な大きさが存在するので選択肢の幅が広いです。

自身が入れたい食材の量や大きさを十分に考慮し、サイズを選びましょう。「上部スライドドアタイプ」と同じで、開閉の際、冷気が逃げにくいというメリットも見逃せません。

デメリットを上げるのならば、扉は開ける際に上に大きく持ち上げる必要があるので、冷凍庫上部の空間もある程度は確保しなければなりません。
また、これも「上部スライドドアタイプ」と同じで、食材を下から上に重ねていくことになるので、一番下に収納した食材は取り出しにくいです。

 

前開きタイプ(縦型)

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「前開きタイプ(縦型)」の形状は、家庭用冷蔵庫を想像してみてください。食材の出し入れに関しては、他の2タイプよりも断然容易にできるでしょう。

また、中の収納スペースが引き出し式になっていることも多く、その為食材の整理に関してはもっとも容易にできますただし、容量自体はあまり大きいとは言えません。冷凍したい食材の大きさが比較的小さく、量がそこまで多くない場合にお勧めです。

デメリットは先ほども書いた通り、扉を大きく手前に開くことになるので、その分のスペースを確保する必要があることです。さらにもう一点デメリットを上げるならば、上の2タイプと比べると開閉の際に冷気が逃げやすいことです。

 

前開きタイプ(横型)

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「前開きタイプ(横型)」は、高さがなく横に広いのが特徴です。その為、作業台として使えるのはもちろん、電子レンジやその他の調理器具など置けます。扉も大きく開けられるので、食材の出し入れや整理は容易です。

デメリットは高さがない分、容量はそこまで大きいとは言えません。扉も手前に大きく開ける必要があるので、設置には十分なスペースが必要となってしまいます。

 

入れる食材から選ぼう!「最低温度」が大事!

 

家庭用冷凍庫の場合は、およそマイナス20℃です。基本的には、マイナス15℃以下で微生物の増殖を抑えることは可能ですが、飲食店の場合は加えて品質を高く保ったまま冷凍する必要があります。家庭用冷凍庫と同じマイナス20℃ほどで長期冷凍すると、色や味などが変化しかねません。

業務用冷凍庫では、マイナス20℃~マイナス80℃と、かなり低温で冷凍可能なものも存在します。食材の品質にこだわるのならば、ぜひ最低温度にもこだわってみてはいかがでしょうか。

 

キンクマ
鮮度は命だヨ。

 

冷却方法で選ぼう!「直冷式」と「ファン式(間冷式)」の違いとは?

 

「直冷式」は、冷凍庫の内部に冷却器が設置されていて、これによって直接庫内を冷やす仕組みとなっています。冷却能力が高い上に電気代が抑えられ、食材が乾燥しにくいことがメリットです。しかし、ドアの開閉を繰り替えす内に霜がたまり、定期的に霜取りをしないといけないのが一番のデメリットでしょう。

「ファン式(間冷式)」は、冷凍庫の外側に冷却器が取り付けられており、冷却器から出る風を内部に送ることで庫内を冷やします。霜取りも必要なく、内部は均一に冷やすことが可能です。デメリットは食材が乾燥しやすいことと、常にファンを回す必要があるので電気代が直冷式に比べるとかかります。

 

電源タイプを確認しよう!

業務用冷凍庫は、製品によって電源が異なるため必ず購入前に確認する必要があります。特に200Vの製品を設置する場合、200Vのコンセントが無ければ別途電源工事が必要となりますので注意してください。

 

キンクマ
一般的なものが「単相100V」だネ。

 

定番のブランド・メーカーから選ぼう!

ここからは、業務用冷凍庫に定評があるメーカーを5社紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

パナソニック

パナソニックは生活家電をはじめ、数多くの電化製品を売り出している日本を代表する大手電機メーカーです。実は、業務用の厨房関連製品に関しても一級品なのです。機能面だけでなくデザイン性も優れており、衛生面や手入れしやすい構造にも定評があります。使いやすささ見た目にもこだわる方にお勧めのメーカーです。

ホシザキ

ホシザキは、日本発の全自動製氷機を開発した会社としても有名で、現在では業務用冷凍庫をはじめとした多くの厨房機器が、国内だけにとどまらず海外でも進出を続けています。ラインナップの充実さは業界内でもトップクラスで、機能面や衛生面に関しても常にユーザーのニーズに応えたものとなっています。保守・修理サービスにも力を入れており、初めて業務用冷凍庫を買う方にもおすすめのメーカーです。

ダイレイ

ダイレイは、主に冷凍庫の販売・製造を手掛けるメーカーです。一般的なマイナス20℃~マイナス30℃の冷凍庫はもちろん、特にダイレイの製品でおすすめはマイナス60度以下を可能とした超低温冷凍庫です。オリジナルの冷媒ガスを使用することで環境にも配慮された製品であり、食材にも環境にもこだわりたい方にお勧めのメーカーと言えるでしょう。

フクシマガリレイ

フクシマガリレイは、70年以上もの歴史をもつ老舗機械メーカーです。小型のものから大型のものまで幅広いモデルが存在し、中には、庫内にいくつもの箱がある検食用の冷凍庫も販売されています。豊富なラインナップに加え、手厚いサポートが好評で、国内外問わず多くの料理人に支持されています。また、ホームページでは、お手入れ・安全点検の仕方なども詳しく記載されており、業務用冷凍庫の扱いに不安な方にもお勧めです。

大和冷機工業

大和冷機工業は、1958年に創業された冷熱機器だけに特化した会社です。省エネに優れた「エコ蔵くん」や鮮度管理できる「鮮度くん」など、さまざまなシリーズを展開しています。また、全国約200ヶ所にネットワークをもち、24時間365日受付のサポートが非常に心強いです。アフターフォローを充実していることも強味でしょう。

 

おすすめの業務用冷凍庫8選

(パナソニック)コールドテーブル冷凍庫 横型 SUF-K1261SB-R KBシリーズ

パナソニックの冷凍庫を代表するKBシリーズの横型です。店舗におけるエネルギー消費の低減に加え、使い勝手の良さをとことん追求したものとなっています。もちろんKBシリーズには縦型のモデルもあり、様々なサイズがあるのが心強いです。

■パナソニック
■SUF-K1261SB-R
■横型
■外形寸法:W1200×D600×H800mm
■定格内容積:240L
■温度設定範囲:-25℃~-15℃
■冷却方式:ファン式
■電源:単相100V

 

(フクシマガリレイ)ヨコ型LRシリーズ  冷凍庫 LRW-081FM

小型の業務用冷凍庫です。コンパクトサイズですが、他の冷蔵庫や冷凍庫と併用して使うには十分過ぎる収容量があります。狭いスペースで設置でき、作業台としても使えるので案外重宝するかもしれません。

■フクシマガリレイ
■LRW-081FM
■横型
■外形寸法:W755×D750×H800mm
■定格内容積:147L
■温度設定範囲:-20℃以下
■冷却方式:ファン式
■電源:単相100V(接地極付)

 

(ダイレイ)冷凍ストッカー SD-137

強化プラスチック製の引き出しが4段付いています。コンパクトな冷凍庫ですが収容量も十分あり、食材の整理がしやすいのがメリットです。温度異常を報知するブザー装備が付いているので、いざという時も安心でしょう。

■ダイレイ
■SD-137
■縦型
■外形寸法:W553×D649×H855mm
■定格内容積:100L
■温度設定範囲:-14℃~-28℃
■庫内平均空気温度:-30℃±3℃
■冷却方式:直冷式
■電源:単相100V

 

(大和冷機工業)縦型冷凍庫 201YSS-EX

幅が75センチとコンパクトなので、あまりスペースがない厨房でも設置が可能でしょう。こちらはダイワの人気シリーズ「エコ蔵くん」の一つで、業界トップクラスのエコ性能を誇ります。使いやすさを追求したデザインにもなっており、調理の手をわずらわせないでしょう。

■大和冷機工業
■201YSS-EX
■縦型
■外形寸法:W750×D650×H1905mm
■定格内容積:497L
■温度設定範囲:-20℃以下
■冷却方式:ファン式
■電源:単相100V

 

(ホシザキ)タテ型冷凍庫 HF-150A3-ML

幅150センチの大型業務用冷凍庫です。1340Lとかなりの大容量のため、大きな食材を冷凍する場合にも心強いです。

省エネ性能であることも嬉しく、上部の液晶パネルが温度や動作状況だけでなく、フィルターのお手入れタイミングも教えてくれます。掃除もしやすい設計で、強度・耐久性ともに十分でしょう。

■ホシザキ
■HF-150A3-ML
■縦型
■外形寸法:W1500×D800×H1910mm
■定格内容積:1340L
■温度設定範囲:-20℃以下
■冷却方式:ファン式
■電源:三相200V

 

(フクシマガリレイ)検食用フリーザー EKF-014FX1

主に学校や病院の厨房で、検食用原材料、調理済み食材サンプルを保管するための冷凍庫です。14個の引き出しがあるので、保管・整理の効率が上がります。

■フクシマガリレイ
■EKF-014FX1
■縦型
■外形寸法:W820×D720×H1795mm
■定格内容積:566L
■温度設定範囲:-20℃以下
■冷却方式:ファン式
■電源:単相100V

 

(ダイレイ)チョスト型スーパーフリーザー DHM-70e

-60℃の超低温冷凍庫です。ドライアイスやマグロなどの高級食材の保存には欠かせない存在です。温度異常を報知するブザー装備が付いているので、いざという時も安心でしょう。

■ダイレイ
■DHM-70e
■チェスト型
■外形寸法:W553×D646×H890
■定格内容積:70L
■温度設定範囲:-50℃~-60℃
■庫内平均空気温度:-60℃±3℃
■冷却方式:直冷式
■電源:単相100V

 

(パナソニック)冷凍ストッカー SCR-CDS66

小型サイズの業務用冷凍庫です。小さいですが、200mlのカップアイスが110個分収納できる容量はあります。

限られたスペースしかない場合にありがたいです。また、家庭用として使うにもちょうど良い大きさでしょう。

■パナソニック
■SCR-CDS66
■上部スライドドア
■外形寸法:W706×D318+(20)×H865(mm)
■定格内容積:62L
■庫内温度:-20℃
■冷却方式:直冷式
■電源:単相100V

 

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか?

業務用冷凍庫には、サイズや形状が様々あり、最低温度や冷却方法など、必ずチェックしなければいけないポイントが複数あることが分かったと思います。有名なメーカーは複数ありますが、それぞれ特色があります。ぜひあなたが一番求めている機能やサービスが何なのかを改めて考え、後悔がない買い物をしてください。

素敵な飲食店ライフになることを祈っています!

 

 

キンクマ
我が家にも小さいストッカーを置こうかネ。
キンクマの奥さん
釣った魚を冷凍しよう。
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