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【レシピ】大分名物!鶏むね肉で作るサクッとジューシーな絶品「とり天」

キンクマ
本格的なとり天のレシピを紹介するヨ。

 

みんな大好き!大分名物「とり天」

 

今回は、大分の郷土料理「とり天」を作ってみようと思います!

「とり天」は、下味を付けた鶏むね肉(鶏もも肉でも可)を天ぷら衣でカリッと揚げた、食べ応えも十分な料理ですよね。
だけど、いざ家で作ろうと思っても上手く作れる自信がない人も多いはずです。

そこでこの記事では、鶏むね肉の切り方や下味、揚げ方に至るまで、美味しく仕上げるためのポイントをいくつも紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、究極にオイシー「とり天」を家で作ってみましょう!

 

今回のポイントや見どころ
・鶏むね肉の繊維に注目してみよう!
・「とり天」の漬けダレのレシピを覚えよう!
・天ぷら衣の正しい作り方を覚えよう!
・「とり天」は二度揚げしよう!

 

お料理開始 Let’s Cooking!!

 

きっと、どこのご家庭でも大活躍しているであろう「鶏むね肉」の登場です。

鶏肉の部位は、お好みの問題なので、鶏もも肉やササミを使ってもかまいません。
僕は、とり天に関しては、鶏むね肉で作るものが一番大好きなのです。

先ずは、鶏皮を剥がします(これも好みの問題です)。

 

 

鶏むね肉の切り方

鶏むね肉をよく観察すると、左右で(写真では上下)繊維の方向が違うのです。

軟らかく仕上げる為のコツとして、先ずは赤い線で半分に切り分けます。
それから、それぞれ繊維を断ち切る向きに包丁を入れて切り分けると、歯切れが多少良くなります。

そこまで大きな違いではないので、面倒なら気にせず適当に大きさを揃えて切ってください。
厚さは、1.5センチほどです。

これよりも薄すぎるとモゾモゾした食感になり、これよりも厚いと火が入りにくいです。

 

キンクマ
切り方一つで料理の仕上がりが変わるヨ。

 

 

とり天の下味

下味を入れていきましょう。
以下の分量でボウルに合わせます。

 

とり天の下味(鶏むね肉3枚分)

濃口醤油・・・・・・45cc
薄口醤油・・・・・・45cc
酒・・・・・・・・・90cc
みりん・・・・・・・30cc
ごま油・・・・・・・大さじ1弱
にんにく・・・・・・1かけ(すりおろし)
生姜・・・・・・・・1かけ(すりおろし)

 

 

切り分けた鶏むね肉を入れたら、しっかり揉み込んだ後、ラップを落として常温で30分置いておきます。

 

キンクマ
常温の方が味が入りやすい上に、火も入りやすくなるヨ。

 

 

30分後、しっかりザルで汁気を取ります。

 

 

薄力粉を塗す

下味が入った鶏むね肉に薄力粉を塗します。
これは、衣を剥げにくくする為です。

ただし、余分な粉はしっかり落としてください。

 

キンクマ
天ぷらの重要工程の一つだネ。

 

 

天ぷら衣を作る

天ぷら衣を作っていきます。
面倒なら、市販の天ぷら粉を買って、使用法通りに作ってください!

先ずは、卵黄水を作ります。
卵黄と水をしっかり混ぜましょう。

また、この時使う水は冷水が好ましいです。
あらかじめ水を冷やしておきましょう。

 

キンクマ
水300~400ccにつき卵黄1個分が目安だネ。

 

 

薄力粉は、あらかじめふるいにかけておいてください。
もちろんそのまま使っても構いませんが、衣がサクサクにならないリスクが高まります。

 

 

粉を卵黄水に2~3回に分けて入れます。
混ぜるのではなく、粉を卵黄水に馴染ませるようにサクサクと上下にホイッパーを動かしましょう。

ちなみに水と薄力粉の割合ですが、同割が基本と言われています(重さでなく容積比)。
だけど、同割だと少し固いことが多く、大体の場合は少し水を足すことになります。
食材や食べるタイミングによっても最適解が異なるので、天ぷらは難しいですね。

天ぷらについては、以前の記事でもう少し詳しく解説しているので、ぜひそちらをご覧ください!

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揚げる

170℃の油で揚げます。
家庭で揚げ物をやる場合は温度が下がりやすいので、175℃ぐらいで入れるとちょうどいいかもしれません。

途中でひっくり返しながら、約1分揚げたら、一度バットの上に避難させます。

 

 

 

二度揚げ

アルミで覆って、約10分予熱で火を入れます
それから10分後、今度は180℃の高温の油で40~50秒揚げたら完成!

こうして、とり天も二度揚げすることでサイコーの仕上がりになるのです!

 

キンクマ
中がジューシーに仕上がるヨ。

完成 It’s ready to eat!!

 

とり天は、ポン酢か酢醤油(濃口醤油:酢=1:1)に辛子を混ぜたもので食べましょう!
さらに、これまた大分の特産品であるかぼすを絞って食べると、恐ろしく絶品です。

さあ、もう我慢できないので早速食べてみましょう!

モグモグモグ……

 

う~ん、これは大変です。
衣はサクサクなのに、噛んだ瞬間口の中に肉汁が溢れました。
中は驚くほどジューシーに仕上がっています。
二度揚げの効果は偉大ですね!

下味もちょうど良く、かぼすの爽やかさも合わさって、揚げ物なのにむしろサッパリと食べることができました!
またしても罪深い料理を作ってしまったような気がします……。

みなさんもこの記事を参考に、ぜひとり天を作ってみてくださいね。
きっと食べ過ぎて太ります。

 

キンクマ
これは白米無限コースだネ。
キンクマの奥さん
お酒も無限コースかもしれん。

レシピ Recipe!!

<材料>4人分

鶏むね肉・・・・・・600g(約3枚分)

(A)濃口醤油・・・・・・45cc
(A)薄口醤油・・・・・・45cc
(A)酒・・・・・・・・・90cc
(A)みりん・・・・・・・30cc
(A)ごま油・・・・・・・大さじ1弱
(A)にんにく・・・・・・1かけ(すりおろし)
(A)生姜・・・・・・・・1かけ(すりおろし)

薄力粉・・・・・・・適量(粉打ち用)

薄力粉・・・・・・・200g
冷水・・・・・・・・300cc
卵黄・・・・・・・・1個分

かぼす・・・・・・・お好みで

ポン酢・・・・・・・お好みで(もしくは濃口醤油と酢を同割で合わせたもの)
辛子・・・・・・・・お好みで


下準備など

  • 天ぷら粉に使う水を300cc+α冷やしておく。
  • 薄力粉はふるいにかけておく。

 

手順

1,鶏むね肉を厚さ1.5センチ幅で切り分ける。
2,ボウルに(A)を合わせ、(1)を入れて全体を揉み込む。ラップを落として常温で30分置く。
3,(2)をザルに上げ、水気をしっかり切る。
4,(3)に薄力粉を塗し、余分な粉を落とす。
5,卵黄と冷水を混ぜ、ふるいにかけた薄力粉を2~3回に分けて入れ、サクサクと混ぜる。絶対に混ぜ過ぎない。
6,(4)に(5)をまとわせ、170℃の油で約1分揚げる。途中で裏表を返す。
7,(6)をバットに上げ、アルミで10分ほど覆って余熱で火を入れる。
8,180℃の油で(7)を40~50秒ほど揚げる。
9,盛り付け後、ポン酢や酢醤油で食べる。お好みで辛子やかぼす果汁も加える。

 

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