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【レシピ】山形の郷土料理!夏野菜をふんだんに使った「だし」の作り方

キンクマ
「だし」を食べて暑い夏を乗り切ろう!

 

山形が生んだ奇跡の郷土料理「だし」

 

みなさんは、「だし」と聞くと何を思い浮かべますか?

今回紹介する料理は、「カツオだし」や「昆布だし」の「だし」ではなく、山形の郷土料理である「だし」です。

主にきゅうりやナスなどの夏野菜、大葉やみょうがなどの香味野菜を細かく刻み、醤油ベースのタレにしっかり漬け込んだもの(和えたもの)を言います。
どんな野菜を使っても作れますし、味付けにも特に決まりはないので、各家庭ごとに味があるのも特徴です。

「だし」は、白米の上に乗せて食べるのはもちろん、冷奴の上に乗せたりなど、食べ方にも様々な工夫ができます。
日持ちもしますので、常備しておくと、とても便利ですよ(冷蔵庫で3~5日)

この記事では、様々ある「だし」の中でも究極にオイシー作り方を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!

 

今回のポイントや見どころ
・野菜の下処理を覚えよう!
・「だし」を美味しく仕上げるテクニック「地洗い」!

お料理開始 Let’s Cooking!!

野菜の下処理

とにかく野菜をみじん切りにしていきましょう!

先ずは、きゅうりの下処理です。
しっかり洗ったきゅうりのイボを包丁の背でこそぎ落とし、天地(頭とお尻)を切り落とします。
頭の方の皮は口に残りやすく、青臭いのでクルッと剥いてください。

3~4ミリ角を目指してください。
ただし、大変なのでそこまで神経質になる必要はありません。
少々大きいのが混ざっていても、それはそれで食感があってオイシーです。

みじん切りしたきゅうりは、軽く塩揉みをしてすぐに流水で洗い流します
塩揉みし過ぎると、せっかくの食感が損なわれるので数秒程度にとどめましょう。
塩を洗い流したら、真水に15分ほど浸けておきます

 

 

ナスもみじん切りにします。
きゅうりも同じですが、斜めにスライスした後に細切りにし、一気に刻みましょう(3~4ミリ角)。
刻んだナスは、真水ではなく塩水に15分ほど浸けておきます

 

 

大葉は軸を落として、くるくると丸めて刻むと早いです(画像がなくてすみません)。
みょうがは、根元とチクチクの先端を少し落とした後に刻んでください。

この2つは、水にさらす必要はありません。

 

 

オクラは、茎の部分を切り落とし、ガクの部分をくるりと剥いてあげます。
それから「板ずり(塩を振って、まな板の上で軽く押さえつけながら転がす)」して、産毛を落としてください。

その後オクラを流水でサッと洗い、塩茹でしましょう。
塩茹でしたら、すぐにオクラをザルに上げ、冷水に落としてください

完全に粗熱が取れたら、刻みます。

茎やガクを処理するのを忘れたまま塩茹でしてしまいました!

 

 

「漬け地」を作る

いよいよ、「だし」の重要な部分になる漬け地を作っていきます!

先ずは、みりんと酒を小鍋に合わせ、煮切ってください(アルコールを飛ばす作業)。
今回ぐらいの量(みりん120cc、酒120cc)であれば、2分ほどぐつぐつさせたら大丈夫だと思います。
もっと少量なら、電子レンジで煮切ることができます。

 

 

煮切ったみりんと酒の粗熱がしっかり取れたら、濃口醤油(180cc)、酢、砂糖、すりおろし生姜少々を合わせます。
酢は、大さじ1と隠し味程度です。

砂糖は、お好みの味になるように調節してください。
今回は、大さじ1強加えました。

 

 

頑張って刻んだ野菜たちです(きゅうりやナスは、しっかりザルで水切りしてあります)。
刻み昆布も加えました。

本当は、「かごめ昆布」がオススメです。

かごめ昆布とは、とろろ昆布などの原材料にもなっている種類の昆布です。
とろみが強いのが特徴ですね。
探せばスーパーにも売っていますよ。

 

 

漬ける

先ほどの漬け地を少しだけ加え、漬け地で野菜全体を洗ってください。
ここが、「だし」を美味しく仕上げる為の重要なポイントです。

漬け地で洗った後は、面倒かもしれませんがザルに一度あげてください。
しっかり水気を切ってから、再びボウルに戻します。

この作業は、「地洗い」と言います。

先ほどまで水に浸していた刻んだ野菜は、水切りしていたとしても多少なりとも水分を含みます。
そこで、本漬けする前に一度漬け地で洗うことにより、限りなく味が薄まらないようにするのです。

 

キンクマ
美味しく仕上げる為の秘訣だネ。

 

 

地洗いが終わったら、残りの漬け地を全て入れます。
冷蔵庫で最低でも2時間ほど漬けて食べましょう!

 

 

完成 It’s ready to eat!!

 

「だし」は、冷奴の上に乗せてもオイシーのですが、当然僕は白米一択です。
それでは早速食べてみましょう!

モグモグモグ……

 

はぁ~~~~!!!!!
これは優勝間違いありません。

野菜の食感、旨味、香り、醤油の甘い味付け、全てが完璧にマッチしています。
山盛りの白米が一瞬にして消えました。

間違いなく暑い時期には、お勧めの料理でしょうね。
夏野菜がたっぷりの「だし」を食べて、夏バテ防止、夏バテ予防に努めましょう!

食べ過ぎだけには気を付けてください。

 

キンクマ
ヘルシーなおかずで食べる白米はサイコーだネ。
キンクマの奥さん
せっかくのヘルシーが無駄になってないかね?

レシピ Recipe!!

<材料>4人分(2日分以上)

きゅうり・・・・・・1本(3~4ミリ角)
ナス・・・・・・・・1/2本(3~4ミリ角)
オクラ・・・・・・・6本(みじん切り)
みょうが・・・・・・3個(みじん切り)
大葉・・・・・・・・10枚(みじん切り)
かごめ昆布・・・・・10g(きざみ昆布やめかぶも可)

(A)みりん・・・・・・・120cc
(A)酒・・・・・・・・・120cc
(B)濃口醤油・・・・・・180cc
(B)酢・・・・・・・・・大さじ1
(B)砂糖・・・・・・・・大さじ1強
(B)生姜・・・・・・・・小さじ1弱(おろし)


下準備など

  • 最初に手順(6)を済ませておく。

 

手順

1,刻んだきゅうりを小さじ1程度の塩で数秒塩揉みし、流水で洗った後、15分ほど水にさらす。その後、水気を切る。
2,刻んだナスを1%程度の塩水に15分ほどさらす。その後、水気を切る。
3,オクラの茎とガクを処理し、板ずりして産毛を取る。流水で洗った後、1分ほど塩茹でする。ザルに上げて冷水に落とす。
4,(3)の水気を切り、小さく刻む。
5,みょうが、大葉を刻む。
6,(A)を合わせ、2分ほど沸かす。
7,しっかり冷ました(6)と(B)を合わせる。
8,(1)、(2)、(4)、(5)、かごめ昆布をボウルに合わせ、(7)を少量加えて地洗いする。(詳しくはコチラ)
9,(8)を一度ザルに上げた後、再びボウルに戻し、残りの(7)を加えて冷蔵庫で最低でも2時間寝かす。

 

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