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【レシピ】サクサクぷりぷり!洋食屋さんの「有頭エビフライ」の作り方!

キンクマ
エビフライにはロマンがあるよネ。

 

プロ流の本気のエビフライの作り方をご紹介!

 

今回は、みんな大好き「有頭エビフライ」を作ってみようと思います!

よく洋食屋さんで見かける頭付きのエビフライですね。
あのエビフライは、ただ大きいだけでなく、見た目もカッコいい上に衣がザクザクです。

果たして、一体どうすればあのようなロマンがあるエビフライを作れるのでしょうか?
それでは早速、その秘密に迫っていこうと思います。

 

今回のポイントや見どころ
・基本のエビの下処理をマスターしよう!
・カッコいいビジュアルに仕上げる為のポイントを知ろう!
・ザクザク食感の秘密はバッター液とパン粉の付け方!

 

お料理開始 Let’s Cooking!!

 

シータイガーの秘密

こちらが今回使う「シータイガー」さんです(頭が付いたエビならなんでもオッケー)。
クルマエビ科の中では最大級の大きさを誇り、実はブラックタイガーとは同一人物。

正式には「ウシエビ」という呼び名で、養殖のものをブラックタイガー、天然のものをシータイガーと呼んで区別しているのです。
「大きさ違い過ぎるだろ!」と思われる方も多いと思いますが、天然でのびのび育つとここまで成長します。
ただし、当然ながら漁獲高は少ないです。

 

キンクマ
ハムスターのような目をしているネ。

 

 

エビの下処理

さあ、それでは処理していきましょう。
先ずは、包丁ではなく調理バサミを使っていきます。

始めに頭にある長いヒゲを切ってください。

 

 

尻尾の先端にあるトゲの先端を切ります。
中に水が入っているので、切って中の水を出さないと揚げている最中に弾けて危ないです。

あとは、尻尾の先端を斜めに切り揃えて格好よくしてあげましょう。

 

キンクマ
エビフライは見た目も重要だからネ。

 

 

背ワタを取り除く

頭の方から数えて2つ目の3つ目の節の間を目掛けて爪楊枝を刺してください。
ぶっちゃけ刺す場所はどこでもかまいませんが、個人的に一番取りやすい場所かなと思っています。

爪楊枝を刺したら、そこから身を少し抉りながら優しく引きずりだします。
途中で千切れたら、他の節から刺してあげると大丈夫です。

 

キンクマ
殻を剥いた後に包丁で切れ込みを入れて取り除いても大丈夫だヨ。

 

 

殻を剥く場所、残す場所

エビの殻は、頭の方の一節だけを残します。
ここを剥くと、頭が取れてしまうからです。

 

キンクマ
大事なポイントだネ。

 

 

尻尾に一番近い節は難しいので気を付けてください。
強引に剥こうとすると尻尾が取れてしまいます。

少しぐらい殻が残っても大丈夫なので、丁寧に優しく剥きましょう。

 

 

エビをまっすぐに

続いて、エビをまっすぐ伸ばしていきます。
尻尾の方から頭に向かって4~5か所に切れ込みを入れます。
深さは1/3程度です。

 

 

切れ込みを入れたら、写真のようにエビを置いて、人差し指と親指で切れ込みを入れた部分を上から押さえつけます。
ブチブチと音がしたら成功です。

くれぐれも尻尾が取れたりしないように気を付けましょう。

 

 

プロのバッター液

塩胡椒で下味を付けたエビにパン粉を付けていきます。
例のごとく「バッター液」を用意しました。

バッター液について詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください。

 

さて、今回のバッター液ですが実は特別制です。
最強のエビフライを作る為に一工夫しました。

水を白ワインに代え、マヨネーズを加えています。
これで一層衣がサクサクに仕上がりますよ。

 

バッター液(一工夫バージョン)

※以下の材料をしっかり混ぜ合わせる。
卵・・・・・・・・・1個
薄力粉・・・・・・・大さじ4
白ワイン・・・・・・大さじ2強
マヨネーズ・・・・・大さじ1/2

 

キンクマ
大阪の串カツのバッター液にも白ワインやマヨネーズが使われているって聞いたことがあるヨ。

 

 

パン粉を付ける場所

バッター液にくぐらせます。
殻を残した頭側の一節にもパン粉は付けることで、見た目が格好よくなりますよ。

 

 

上からギュッとパン粉を被せてあげます。
強すぎてもいけません。

 

 

パン粉は二度付け

ここでビックリポイントですが、エビフライにはパン粉を二度付けます。
1回だけだと貧相な仕上がりになるからです。
(エビの天ぷらの場合も後から衣を散らして太く見せる技法があります)

もう一度バッター液にくぐらせます。
ただし二度目は、スプーンなど使って全体にかけてあげるのがいいかもしれません。
エビを動かすと最初に付けておいたパン粉が剥がれてしまうからです。

 

 

丸々太りました。
こうでなくてはいけませんね。

さあ、それでは早速揚げていきましょう!

 

キンクマ
見た目がデブじゃないと美味しそうに見えないヨ。

 

 

なんとなく嫌な予感がしていたのです(笑)

エビがデカすぎて入りませんでした!!!!!
仕方なく、お玉を使って全体にひたすら油をかけてあげました。

ご家庭で頭付きのシータイガーを揚げるのは難しいのかもしれませんね。

 

キンクマ
業務用のフライヤーが欲しくなった瞬間だネ。

 

完成 It’s ready to eat!!

 

鍋に入りきらないトラブルがありましたが、なんとか完成です!
エビフライって、何でこんなにもワクワクするのでしょうね?

それでは早速食べてみたいと思います!

 

モグモグモグ……

 

エビの食感がサイコーですよ!
流石はシータイガーですね。
プリップリを通り越して、ブリンブリンです。
伊勢海老と錯覚してしまいますね。

そして、衣のザクザク感もたまらないんですよ。
バッター液に一工夫した甲斐があったと思います。

さあ、みなさんもぜひ有頭エビフライを格好よく、そして美味しく作ってみてください。
特にお子様がいる家庭にはお勧めですよ。

有頭エビフライには、大人さえ興奮するロマンが詰まっていますからね。

 

キンクマ
優勝!これは白米食べなくちゃネ。
キンクマの奥さん
この大きさのエビフライは初めて食べたかもしれん。

レシピ Recipe!!

<材料>2人分

有頭エビ・・・・・・好きなだけ

サラダ油・・・・・・揚げ用

塩胡椒・・・・・・・適量

(A)卵・・・・・・・・・1個
(A)薄力粉・・・・・・・大さじ4
(A)白ワイン・・・・・・大さじ2強
(A)マヨネーズ・・・・・大さじ1/2

パン粉・・・・・・・適量


下準備など

  • あらかじめエビが鍋に入る大きさか確認しておきましょう。

 

手順

1,有頭エビの下処理をする。詳しくは【コチラ
2,(1)に塩胡椒で下味を付ける。
3,(2)を(A)にくぐらせ、パン粉を付ける。
4,もう一度(3)を繰り返す。
5,(4)を170℃の油で揚げる。

 

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