「ヤンソンさんの誘惑」とは?
今回は、スウェーデン料理の定番とも言える「ヤンソンさんの誘惑」を作ってみようと思います!
変わった名前の料理ですが、分かりやすく言えば「じゃがいもとアンチョビのグラタン」です。
また、ホワイトソースを使わず、焼く直前に生クリーム(もしくは牛乳)を注ぐだけです。
ところで、「ヤンソンさんの誘惑」と言う料理名の由来は何なのでしょう?
諸説ありますが、ここでは一番有名なエピソードを紹介します。
19世紀にいたヤンソンさんは、宗教家でした。
菜食主義の彼は、ある日、とんでもなく美味しそうな料理に出くわします。
ヤンソンさんは、その誘惑に勝てず、ついついこの料理をコッソリ食べてしまいました。
果たしてヤンソンさんが誘惑に負けて食べてしまった料理とは、一体どんな料理だったのでしょうか?
そう、これこそが現在「ヤンソンさんの誘惑」と呼ばれるようになった料理なのです。
スウェーデンの家庭料理
「#ヤンソンさんの誘惑」だヨ✨じゃがいも、玉ねぎ、アンチョビを敷き詰めて、生クリームを回し入れて焼くんだ❗️
チーズもたっぷりで冬にサイコーな料理だヨ👍#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#お腹ペコリン部#スウェーデン料理 pic.twitter.com/8Vtt207xJy— キンクマ主夫の食卓@料理ブログ (@kinkumashuhu) November 16, 2022
「アンチョビ」が良い仕事をする
「ヤンソンさんの誘惑」において一番重要なポイントは、アンチョビを使うことです。
アンチョビが無ければ、少し単調な味に仕上がってしまうかもしれません。
最近では、アンチョビは大体どこのスーパーでも買うことができます。
また、他の食材で代用することも可能です。
詳しくは、コチラから。
・アンチョビが大活躍!
お料理開始 Let’s Cooking!!
じゃがいも、玉ねぎの下準備
じゃがいもです。
綺麗に洗って皮を剥き、細切りにしましょう。
細切りにしたら、15分ほど水にさらしておきます。
バターを引いたフライパンで、玉ねぎを炒めます。
玉ねぎを炒めたら、しっかり水気を切ったじゃがいもも入れてください。
じゃがいもが透明になったら、塩、胡椒を軽くします。
アンチョビとは?
さあ、アンチョビの登場です!
アンチョビとは、カタクチイワシの塩漬けのことですね。
カタクチイワシをたっぷりの塩に漬け、数か月かけて熟成・発酵させます。
それがオリーブオイルに漬けられた状態で、このように瓶詰めされています。
アンチョビは単体で食べるのではなく、料理のアクセントとして添えられることが多いです。
「ヤンソンさんの誘惑」もアンチョビ特有の風味を利用します。
グラタン皿の表面全体にバターを塗り、先ほど炒めたじゃがいもと玉ねぎを薄く敷き詰めます。
その上に適当に刻んだアンチョビを万遍なく散らします。
アンチョビを覆い隠すように、さらにじゃがいもと玉ねぎを乗せます。
そして、小さいバターを適当に乗せ、生クリームを注ぎます。
チーズをたっぷり乗せ、その上からパン粉を散らします。
200℃のオーブンで40分ほど焼きましょう。
完成 It’s ready to eat!!
これは見た目が反則級です!
もう見るからに美味しそうじゃないですか。
早速食べてみます。
モグモグモグ……
ぎゃあああああ!!!!!
死ぬほど熱かったです!
でも、凄くオイシー!
アンチョビがあることで味が単調にならず、とにかく旨味たっぷりで濃厚に仕上がっています。
これは冬の寒い時期にはお勧めですよ。
作り方自体は至ってシンプルなので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください!
レシピ Recipe!!
<材料>4人分
じゃがいも・・・・・中4個(細切り)
玉ねぎ・・・・・・・中1/2個(薄切り)
バター・・・・・・・30g
塩胡椒・・・・・・・適量
アンチョビ・・・・・8~12枚(小さく刻む)
生クリーム・・・・・300cc
バター・・・・・・・30g(刻む)
パン粉・・・・・・・適量
チーズ・・・・・・・適量
下準備など
- オーブンは200℃に予熱しておく。
手順
1,じゃがいもを細切りにし、15分ほど水にさらしておく。
2,バターを引いたフライパンで玉ねぎを炒める。
3,しっかり水気を切った(1)を加え、じゃがいもが透明になるまで炒める。
4,塩胡椒する。
5,グラタン皿の表面に分量外のバターを塗り、(4)を薄く敷く。
6,細かく刻んだアンチョビを散らす。
7,更に(4)を敷き詰める。
8,バターを万遍なく散らし、生クリームを注ぐ。
9,チーズ、パン粉を乗せる。
10,200℃のオーブンで約40分焼く。
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