砂肝のアヒージョは実はとっても簡単!
今回は、「砂肝のアヒージョ」を作ってみようと思います!
アヒージョとは、オリーブオイルとにんにくで食材を煮込む料理のことで、伝統的なスペイン料理の一つです。魚介類や肉、野菜など、アヒージョに合う食材はさまざま。その中でも、この記事では特に砂肝を主役としたアヒージョの作り方を紹介します。
砂肝の下処理から、砂肝だけでなくすべてのアヒージョに共通するコツもたくさん解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
・砂肝の下処理を覚えよう!
・アンチョビを加えて旨味をアップしよう!
「#砂肝のアヒージョ」を作ったネ✨
明日は残ったオイルでペペロンチーノを作るとするヨ🍝#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#ネクストフーディスト pic.twitter.com/jqipKl8B00
— キンクマ主夫の食卓@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) August 3, 2023
お料理開始 Let’s Cooking!!
砂肝の下処理:砂肝には切れ込みを入れておこう
砂肝を広げてみると、山が2つあるのが分かると思います。谷間の部分に包丁を入れ、半分に切り分けましょう。そのまま使うと大きくて食べにくいです。
ところで砂肝(=砂ずり)とは、鶏さんのどこの部位か知っていますか?
砂肝は鶏に限らず、鳥類にある胃の一部です。歯がない鳥は、この分厚い筋肉でできた砂肝で食べ物をすり潰して消化します。
また公園や駅前にいるハトさんが、地面をつついて何かを食べている光景を見たことありませんか?
鶏も同じような行動をとり、実は砂や小石を飲み込んでいるのです。こうすることで砂や小石が歯の代わりになり、砂肝の中で効率よく食べ物をすり潰すことができます。
砂肝を半分に切り分けたら、山の方に3~4ミリ幅で切れ込みを複数個所入れます。切れ込みを入れる数は、砂肝の大きさによって違いますが、大体4~6か所ほど入るでしょう。
切れ込みの深さに関しては、2ミリほど残す感じです。勢いよく包丁を入れて、切り落とさないように気をつけてください。また、砂肝は固いのでケガにも注意しましょう。
砂肝の仕込みが終わったら、全体に塩胡椒を塗して下味を入れておきます。
アンチョビで旨味アップ!
アヒージョにおいて一番大事なものは、アンチョビの存在です。アンチョビを加えることで、旨味が大幅に加わります。
アンチョビを料理に使ったことがない方も多いと思いますが、どこのスーパーにも案外安値で置いてあります。今回僕が買ったアンチョビは、100円ちょっとでした。サバ缶やサンマの蒲焼きなどが置かれている缶詰コーナーにひっそりと並んでいました。
アヒージョは家庭用フライパンでも作れる
スキレットにオリーブオイルを注ぎ、にんにくのみじん切り、赤唐辛子の輪切り、アンチョビ、塩を入れます。さらに具材を並べ入れ、弱火でじっくり加熱していきましょう(今回、砂肝以外にエリンギとブロッコリーを入れました)。
また、アヒージョはスキレットではなくフライパンでも作ることができます。もちろんテフロン加工されたフライパンでも問題ありません。テフロンは250℃以上がNGであり、料理においては空焚きしない限りはまず超えない温度です。
それでは、なぜスキレットを使うことが多いのかといえば、スキレットは蓄熱性が高いからです。つまり完成後も冷めにくいということですね。その上、スキレットは熱伝導も優れているので、食材をムラなく加熱でき、より旨味を閉じ込めてくれます。
砂肝は、途中で一度ひっくり返しましょう。砂肝が縮んでしまって固くならないよう、最短で仕上げることがコツです。
完成後、刻んだイタリアンパセリを散らして完成。
完成 It’s ready to eat!!
アヒージョは、熱々のうちに食べるに限ります!
それでは早速食べてみましょう!
モグモグモグ……
プリップリですね。砂肝の食感は残しつつ、切れ込みを入れているお陰で歯切れがとても良いです。オリーブオイルの香りにアンチョビの旨味まで加わって、噛むたびに口の中が幸せになります。
また、一緒に焼いたバゲットを用意して、オリーブオイルに浸しながら食べてみてください。バゲットが無限に食べられます。
アヒージョは簡単に作れるうえに、おつまみとして間違いなくサイコーレベルです。ぜひみなさんもこの記事を参考に作ってみてください。
レシピ Recipe!!
<材料>2人分
砂肝・・・・・・・・150g
エリンギ・・・・・・1本
ブロッコリー・・・・60g
塩胡椒・・・・・・・適量
(A)オリーブオイル・・・200ml
(A)にんにく・・・・・・1かけ(みじん切り)
(A)塩・・・・・・・・・小さじ1弱(味をみて調整)
(A)赤唐辛子・・・・・・1本(輪切り)
(A)アンチョビ・・・・・3本(そのまま使います)
イタリアンパセリ・・・適量(みじん切り)
下準備など
- スキレットじゃなく、フライパンでも作れます。
- 軽く焼いたバゲットを用意して、オリーブオイルに浸して食べるとサイコーです。
手順
1,砂肝はへこんでいる部分で半分に切り、それぞれ山の部分に3~4ミリ幅の切れ込みを深めに入れる。
2,(1)に塩胡椒で下味を入れる。
3,スキレットに(A)と(2)、エリンギ、ブロッコリーを入れ、弱火にかける。
4,途中砂肝は一度ひっくり返し、しっかり火を入れる。
5,火を止め、お好みでイタリアンパセリを散らす。
お手数ですが、
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