きのこの旨味を存分に活かした「きのこご飯」
今回は、秋の味覚「きのこ」をたっぷり使った最強の「きのこご飯」の作り方を紹介します!
きのこは、三大旨味成分のひとつであるグアニル酸を多く含むことでも有名です。しかし、未だに旨味成分を上手に活かしたきのこの調理法については、世間ではあまりよく知られていません。
そこでこの記事では、きのこの旨味成分を逃さず、しかも増幅させるテクニックの数々をご紹介。特別な技術は必要なく、少しの手間と知識だけあれば、あとは炊飯器が上手に炊いてくれます。ぜひ最後までご覧ください!
・きのこは炒めて使う!最初は弱火で仕上げに強火!
・炊き込みに使う出汁もフライパンの中で作る!
「#きのこご飯」を作ったネ✨
まもなく食欲の秋到来❗️🍄🌰🎃
さあ、みんなでデブになるヨ🐹#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#ネクストフーディスト pic.twitter.com/HBAiVoCVK8— キンクマ主夫の食卓@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) September 7, 2023
お料理開始 Let’s Cooking!!
きのこの種類はできる限り多く
きのこの種類が多ければ多いほど食感の違いを楽しめ、見た目も華やかになります。今回は、簡単にスーパーでも買えるしいたけ、えのき、しめじ、エリンギ、舞茸を用意しました。
きのこの下処理:余ったきのこは冷凍して保存
しいたけは石づきを取って薄切りに。えのきは根元を落として半分に切り、根元がくっついているので適当に手でバラバラにしてください。
しめじも石づきを取ってバラバラに。エリンギは適当な大きさにスライスしますが、薄くなり過ぎたら食感が残らないので注意しましょう。舞茸は手で適当な大きさに裂きます。
上の写真のキノコを全部処理したら、とんでもない量になりました。きのこご飯に使わない分は、ビニル袋に入れて冷凍しておきましょう。きのこの旨味成分は冷凍すると増します。あとは1週間以内を目安に凍ったまま味噌汁に加えたり、炒めたりして使いましょう。
きのこは弱火で炒めれば旨味がアップ
サラダ油を回し入れ、きのこを炒めます。炒めることで水分が抜け、旨味が凝縮するのです。
さらにポイントとなるのは、弱火でじっくり炒めること。きのこ類は、こうすることでさらに旨味成分が増加します。
最後は強火で焼き色をつける
きのこがふにゃふにゃになったら、今度は一気に強火にします。フライパンには触れず、焼き色をつけましょう。香ばしい香りがプラスされます。
出汁と具材を加えて調味する
出汁、薄口醤油、みりん、酒、人参、薄揚げを加え、一度沸かします。出汁に含まれる昆布、かつお節由来によるグルタミン酸、イノシン酸ときのこ類由来のグアニル酸が集結しました。
旨味成分が複数合わさることで、ニンゲンが感じる旨味が何倍にもなり、この現象を「旨味の相乗効果」と言います。その上で薄揚げは油抜きをしないで使えば、さらに旨味とコクがアップ。ただし、どうしても油が気になる場合は油抜きしてくださいね。
沸いたら火を止め、ザルを使って具材と出汁に分けます。それぞれ粗熱が取れるまで待って、一度冷蔵庫で完全に冷ましておきましょう。
お米の浸水で仕上がりをふっくらに
お米は研いだ後に、ふっくら炊きあがるように浸水させておきます。夏場なら30分、冬場なら1時間ほどが目安です。浸水が終わったら水気を切ってください。
炊飯器で炊く
釜に米を入れ、先ほどの出汁を加えます。それから足りない分の水を加えてください。
水を加えたら一度軽く混ぜて濃さを均等にし、具材を万遍なく敷き詰めます。それから炊飯器のスイッチをオン!
炊けました!
炊けている最中も炊飯器から上がる蒸気に混ざり、とんでもなく良い香りがしていました。ご飯粒を潰さないようしっかり全体を混ぜ、お茶碗に山盛りによそってください。
完成 It’s ready to eat!!
炊き込みご飯史上、もっとも素晴らしい香りがします!
それでは早速食べてみましょう!
モグモグモグ……
あ~、ご飯粒の中にきのこの旨味が凝縮されています。これほどまでオイシーと感じる炊き込みご飯は早々ないですね。やはり、きのこは旨味のかたまりだということです!
もちろんきのこの種類も多いから、色んな食感も同時に楽しめます。本当におすすめの逸品なので、ぜひ秋の味覚を存分に味わいたいという人は、この記事を参考にきのこご飯にチャレンジしてみてくださいね。
レシピ Recipe!!
<材料>4人分
米・・・・・・・・・2合
しいたけ・・・・・・50g
えのき・・・・・・・50g
しめじ・・・・・・・50g
舞茸・・・・・・・・50g
エリンギ・・・・・・50g
人参・・・・・・・・1/4本(細切り)
油揚げ・・・・・・・1/2枚(細切り)
(A)出汁・・・・・・・・120cc
(A)薄口醤油・・・・・・大さじ2
(A)みりん・・・・・・・大さじ2
(A)酒・・・・・・・・・大さじ2
小葱・・・・・・・・お好みで
下準備など
- きのこの割合はお好みで調整してください。
- 鶏ももを具材に加えてもオイシーです。
手順
1,サラダ油を引いたフライパンできのこを弱火で炒める。
2,きのこが十分しんなりしたら強火にし、焼き色をつける。
3,(A)と人参、油揚げを加えて一度沸騰させる。
4,火を止め、(3)をザルにあげて具材と煮汁に分ける。粗熱をとって冷蔵庫で冷やす。
5,研いで浸水させておいた米を釜に入れ、冷やしておいた煮汁を加える。足りない分の水を2合の目盛りまで加え、汁の濃さが均等になるよう軽く混ぜる。
6,具材を万遍なく乗せ、炊飯器のスイッチを入れる。
7,炊けたら、空気を含ませるように優しく全体を混ぜ、茶碗へ盛る。お好みで小葱をかける。
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