毎週月曜日の朝9時に更新予定だヨ。

【レシピ】世界三大スープ!生のビーツで作るウクライナ発祥「ボルシチ」の作り方

キンクマ
ボクがおすすめする野菜のひとつ「ビーツ」を使った料理だヨ。

 

世界三大スープのひとつ「ボルシチ」を家で作ろう

世界三大スープといえば、「トムヤムクン」「フカヒレスープ」「ブイヤベース」、そしてウクライナ発祥の「ボルシチ」です。ちなみに世界三大スープと言いながら4種類あるのは、豆知識として覚えておいてください。結局のところ、どのスープがトップ3に入るかは、世界でもまだ厳密に定まっていないのです。

さて今回は、そんな世界三大スープのひとつである「ボルシチ」を作ってみようと思います。ボルシチといえば、あの鮮やかな深紅の色が特徴のスープですね。

色の由来は、まだ日本ではあまり馴染みがない「ビーツ」という野菜。ビーツは「飲む輸血」「奇跡の野菜」などと呼ばれるほど栄養価が高く、日本でも北海道や熊本といった一部地域で栽培されています。このビーツを使ったボルシチは、本当に美味しいスープなので、ビーツを手に入れた際はぜひ作ってみてください。

 

今回のポイントや見どころ
・ビーツの扱いに慣れよう!
・ボルシチの味付けを覚えよう!

お料理開始 Let’s Cooking!!

ビーツはテンサイの仲間

ビーツは一見すると赤カブのような見た目をしています。しかし実際は、砂糖の原料としても知られるテンサイの仲間です。またビーツの葉や茎は彩りもよく綺麗ですが、シュウ酸を多く含むため、少量では問題ないですが好んで食べるものではありません

 

キンクマ
可愛い見た目をしているネ。

 

ビーツを食べると体に起きる異変!?

しっかり洗ったビーツは皮を剥き、細切りにします。生で食べても非常に美味しいので、初めて生のビーツを調理する人は、ぜひサラダでもお試しください

ちなみにビーツを一定量食べると、おしっこやうんちの色が赤くなることがあります。しかしこれは、ベタシアニンと呼ばれる栄養素由来のものなので、一切心配ありません。

 

キンクマ
生で食べると食感が良くて、独特な土のような香りと優しい甘味があってクセになるヨ。

 

牛の旨味が溶け込んだスープが理想

本場は牛すね肉のような塊肉を使いますが、今回は薄切りの牛バラ肉を使用します。牛すね肉のほうが旨味が強く出るので、もし準備が可能なら牛すね肉がおすすめです。

まずオリーブオイルを引いたフライパンにバターを入れて溶かし、玉ねぎが透明になるまで炒めてください。その後、牛バラ肉・にんにくスライスを入れ、軽く塩胡椒して炒めます。お肉に色がついてきたらキャベツ・人参・じゃがいもを加えてさらに炒めましょう。

 

ほんのり甘みを加える

水を加え、コンソメ・トマトピューレを加えます。お肉の旨味や野菜の甘味を活かした味に仕上げたいので、コンソメは通常のコンソメスープを作る際よりも気持ち少な目に加えてください

続けて、ローリエ・砂糖を加え、じゃがいもにスッと串が入るようになるまで中強火で煮込みます。アクが浮いてきたら都度取り除いてください。砂糖を加える理由は、盛り付け後にスープの上に乗せるサワークリームとの相性をよくするためです。

 

キンクマ
コンソメの量は味をみて調整してみてネ。

 

ビーツは酸性のものと一緒に仕上げに加える

最後にビーツ・赤ワインビネガーを加えてください。あまり早くからビーツを加えると、熱により色味が損なわれます

赤ワインビネガーを加えるのは、ビーツの発色をよくするためです。赤ワインビネガー以外でも、酸性のレモン汁や酢で代用できます。

10~15分ほど煮込んだら、塩胡椒で味を整えて完成です。盛り付け後にお好みで粗挽きブラックペッパーを散らし、サワークリームを乗せて食べましょう

 

キンクマ
せっかくなら色味を活かしたよネ。

完成 It’s ready to eat!!

 

鮮やかな色に仕上がりました!
それでは早速食べてみましょう!

 

モグモグモグ……

 

スープにビーツを始めとした野菜の甘味と牛の旨味が、しっかり溶け込んでいます。スープを飲んだあとにサワークリームを少し口に運べば、甘味と酸味という味の対比が生まれて面白いです。

また少しずつサワークリームをスープに溶かしていってください。これが本来のボルシチの食べ方ですが、とってもいい味変になって最後まで飽きずに食べることができます。ぜひみなさんもビーツを手に入れた際は、この記事を参考にボルシチを作って食べてみてください。

 

キンクマ
栄養たっぷりだから食べ過ぎても問題ないカナ?
キンクマの奥さん
食べ過ぎていいものなんて存在せんのよ。

レシピ Recipe!!

<材料>2人分

ビーツ・・・・・・・250~300g(細切り)

牛バラ肉・・・・・・300g

玉ねぎ・・・・・・・1個(スライス)
人参・・・・・・・・1/2本(細切り)
キャベツ・・・・・・1/8程度(ざく切り)
じゃがいも・・・・・大1個(1センチスライス)

オリーブオイル・・・・大さじ1
バター・・・・・・・・20g
にんにく・・・・・・・1かけ(スライス)
塩胡椒・・・・・・・・適量

(A)水・・・・・・・・・・800ml
(A)コンソメ顆粒・・・・・10~15g程度(好みで調整)
(A)トマトピューレ・・・・100g
(A)砂糖・・・・・・・・・大さじ1
(A)ローリエ・・・・・・・2枚(あれば)

赤ワインビネガー・・・大さじ1
塩胡椒・・・・・・・・適量(仕上げ)

サワークリーム・・・適量
B.P・・・・・・・・お好みで


下準備など

  • 野菜の切り方に決まりはないので、食べやすい形・切りやすい形にアレンジしてみてください。
  • 牛すね肉の塊を使う場合は、ローリエとともに柔らかくなるまで数時間煮込み、煮込んだ汁をベースにスープを作ってみてください。
  • コンソメは味をみて調整してください。
  • 赤ワインビネガーは、なければ酢やレモン汁で代用可能です。

 

手順

1,オリーブオイルを引いたフライパンを弱火にかけ、バターを加えて溶かす。
2,玉ねぎを加え、透明になるまで炒める。
3,牛バラ肉とにんにくスライスを加え、軽く塩胡椒して炒める。
4,その他の野菜を加え、炒める。
5,(A)を加え、じゃがいもに串がスッと入るようになるまで中強火で煮込む。
6,ビーツと赤ワインビネガーを加え、さらに10~15分煮込む。
7,塩胡椒で味を整える。
8,盛り付け後、ブラックペッパーを振り掛け、サワークリームを添える。

 

お手数ですが、
下のアイコンをポチッと押していただけると
大変励みになります。

にほんブログ村 料理ブログへ
↑↑↑↑ポチッと応援お願いします♪

「西洋」のお勧めレシピ

あわせて読む

筋クマ 本格的なビーフストロガノフは家でも作れるヨ。   ロシアの代表的料理「ビーフストロガノフ」 ハヤシライスやハッシュドビーフとは何が違う? 「ビーフストロガノフ」と言う名前の料理、食べたことがなくて[…]

あわせて読む

キンクマ コーンスープを飲んで体を温めよう!   コーン缶でも極上スープは簡単に作れる! 寒い時期に食卓に並ぶと嬉しい料理のひとつといえば、「コーンスープ」ですよね。甘くて濃厚で、コーンのぷちぷちとした食感[…]

あわせて読む

キンクマ 人参を味わい尽くそうネ。   西洋の定番家庭料理「キャロットラペ」   今回は、「キャロットラペ」を作ってみようと思います! フレンチやお洒落なカフェなんかに行くと、それなり[…]

 

最新情報をチェックしよう!