フランスで楽しまれる軽食「クロックマダム」
パンにハムやチーズを挟んでトーストしたフランスの定番ホットサンドをクロックムッシュといいます。さらにこのクロックムッシュにベシャメルソース（ホワイトソース）をかけ、目玉焼きを乗せた料理こそが、今回紹介する「クロックマダム」です。
この料理を作るうえでポイントとなるのは、やはり何といってもベシャメルソース。作るのが難しいイメージを持っている人が多いかもしれませんが、本記事ではベシャメルソースを失敗しないためのポイントやコツをしっかり解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
・ベシャメルソースの作り方を覚えよう！
・食パンは8枚切りを使用し、耳を落とす！
・具材はしっかりトッピングしてボリューム感を生み出そう！
「喫茶きんくま」の大人気メニュー・クロックマダムだﾖ✨
スープとコーヒーがセットになって税込800円ﾈ☕️
スープは大盛りカツ丼に変更できるﾖ🤤
みんなのご来店お待ちしているﾈ🐹#おうちごはん pic.twitter.com/bHEd5pjhI8
— キンクマ主夫@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) January 18, 2025
お料理開始 Let’s Cooking!!
ベシャメルソースを作る
まずはベシャメルソース（ホワイトソース）から作っていきましょう。まずは中火でバターを溶かし、バターが完全に溶け切ったタイミングで一度火を止め、あらかじめ振るっておいた薄力粉を全部加えます。
粉にバターを吸わすようなイメージで全体をある程度混ぜたら弱火にし、焦げ付かないようゴムベラや木べらで全体を混ぜます。最初は粘り気のあるダマになった状態ですが、段々とさらさらした状態になってくるのを感じてください。表面がふつふつしてきたら、粉に火が入った合図です（ルウの完成）。
人肌に温めた牛乳を複数回にわけていれることが大切
一度火を止め、人肌に温めておいた牛乳（30～40℃）の1/5量を加えます。ホイッパーに持ち替えて、全体をしっかり混ぜましょう。このときダマができたように感じますが大丈夫です。
そして再び弱火にかけ、また1/5量の牛乳を加えてしっかり混ぜます。さらにルウがまた牛乳をすべて吸ったら、1/5量の牛乳を加えて混ぜます。ここまできたらルウがかなり緩くなってきたと思うので、残りの牛乳をすべて加えて全体を混ぜましょう。
ルウが完全に溶け切ったら塩胡椒・ナツメグで味を調え、とろみがつくまで焦げないように混ぜ続けます。
ベシャメルソースを漉すことでさらに滑らかさがアップ
仕上げに目の細かいザルで漉したら、ベシャメルソースの完成です。すぐに使わない場合は、水分が飛ばないよう表面にラップを落としておいてください。
8枚切りの食パンを使用。耳は切り落とす
本記事のクロックマダムはパンを2枚重ねるため、食パンは8枚切りがちょうどいい厚さだと思います。
まず食パンの耳を落としてください。オーブンで10分以上焼くため、耳がついたままだと、耳が焦げて固くなり過ぎます。
具材とソースを贅沢にトッピング
パン2枚とも裏表にバターを塗ったら、そのうち1枚の表面にベシャメルソースを塗ります。その上に薄切りのハムかベーコンを敷き（ハムかベーコンは二段重ねがおすすめ）、とろけるチーズを乗せてください。さらにこの上にベシャメルソースを塗ったら、もう1枚のパンでフタをします。
そしてしつこいようですが、またしてもベシャメルソースをパンに塗り、とろけるチーズをトッピング。ハイカロリーであることこそがクロックマダムの魅力なのです。
オーブントースターで焼いて仕上げる
1200Wで余熱したオーブントースターに入れ、10～15分ほど焼きます。表面に十分焦げ目がついたら取り出してください。仕上げに黄身が半熟の目玉焼きを乗せ、お好みでブラックペッパーと乾燥パセリを散らして完成です。
完成 It’s ready to eat!!
とんでもなく美味しそうな見た目ですね。
それでは熱々のうちに食べてみましょう！
ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ……
どこを食べてもベシャメルソースの濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。さらにそこにベーコンやチーズの塩味と卵の旨味があわさって、どんなフレンチの高級メニューにも引けを取らない味わいです。
ベシャメルソースを作るのが大変だと思う人もいるかもしれませんが、実は慣れたらとっても簡単です。ぜひみなさんもこの記事を参考にクロックマダムを作り、豪華な朝食を堪能してみてください。
レシピ Recipe!!
<材料>2人分
食パン・・・・・・・4枚（8枚切りを使用）
薄切りベーコン・・・60g
とろけるチーズ・・・適量
バター・・・・・・・パンに塗る用
卵・・・・・・・・・2個
バター・・・・・・・30g
薄力粉・・・・・・・30g
牛乳・・・・・・・・300ml
塩・・・・・・・・・ひとつまみ
胡椒・・・・・・・・適量
ナツメグ・・・・・・適量
B.P・・・・・・・・お好みで
乾燥パセリ・・・・・お好みで
下準備など
- 牛乳を人肌（30～40℃）に温めておく。
- 薄力粉はふるっておく。
- ベシャメルソースを作る際はゴムベラを使うと作業しやすいです。(4)(5)の作業中だけはホイッパーに持ち替えましょう。
- ベシャメルソースをすぐ使わない場合は、表面にラップを落としておいてください。
手順
1,バターを鍋に入れて中火にかけて溶かし、完全に溶けたタイミングで火を止めて振るっておいた薄力粉を一気に加える。
2,全体をしっかり混ぜたあと弱火にかけて炒める。
3,さらさらして表面がフツフツしてきたら火を止め、人肌に温めておいた牛乳を全量の1/5だけ加える。
4,ホイッパーでしっかり全体を混ぜ、ルウが牛乳をすべて吸ったら弱火にかける。さらに牛乳を1/5加えて混ぜる。
5,同様に牛乳を少しずつ加えては混ぜを繰り返し、牛乳を全部入れる。
6,とろみがつくまで混ぜる。
7,目の細かいザルで漉す（ベシャメルソースの完成）。
8,食パンの耳を落とし、裏表にバターを塗る。
9,食パンの上にベシャメルソースを塗り、ベーコン→チーズ→ベシャメルソースの順に乗せていく。
10,さらに食パン乗せてサンドし、その上にもベシャメルソースを塗り、チーズをトッピングする。
11,1200Wで5分ほど余熱したオーブントースターで、10～15分ほど焼く。
12,表面にしっかり焼き色がついたら取り出し、黄身が半熟の目玉焼きを乗せ、お好みでブラックペッパーと乾燥パセリを振りかける。
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