「浅漬け」は結局手作りが一番美味い!
「きゅうりの浅漬け」さえあれば、おかずには困らないと思っている人も少なくないのではないでしょうか。市販の浅漬けや、浅漬けの素を使って作った浅漬けももちろん絶品ですが、やはり手作りの浅漬けに勝てるものはありません。今回は板前流の超絶品きゅうりの浅漬けの作り方を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
・シンプルな味付けできゅうりの旨味を引き出そう!
・きゅうりの下処理が仕上がりに大きな影響!
「#きゅうりの浅漬け」を作ったネ✨
下処理に時間を掛けたから、色鮮やかで青臭さがゼロに仕上がったヨ🥒
あまりの美味しさに大盛りの白米が一瞬で消え去ったネ💦#おうちごはん pic.twitter.com/3SrQUgdCBv
— キンクマ主夫@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) April 27, 2024
お料理開始 Let’s Cooking!!
調味液を作る
浅漬けを始めとする漬物を作る場合、基本的には「野菜を脱水」「野菜を調味液に漬ける」といった2つの工程が大切になります。さまざまあるレシピによって作り方は大きく異なりますが、根本の部分は一緒です。
さて本記事では、まずは調味液を作ります。水500ml・塩大さじ1/2・昆布を鍋に入れ中火にかけ、アクを取りながら沸くのを待ちます(きゅうり2本分の分量)。沸騰直前に昆布は取り出し、タネを除き刻んだ赤唐辛子を入れて常温に戻るまで放置してください。
きゅうりを「板ずり」する目的は?
しっかり洗って水気を切ったきゅうりをまな板の上に置き、適当に塩を振り掛けます。そしてまな板の上でゴロゴロと転がし、「板ずり」してください。
「板ずり」をすることで、きゅうり表面のイボが取れます。きゅうりのイボには雑菌が潜んでいることが多く、とくに浅漬けを作る際には意識しておかねばならないポイントです。ほかにも板ずりすることで青臭さが和らぎ、色も鮮やかになります。
板ずりが終わったら、もう一度きゅうり全体を流水で洗い、水気を拭き取ります。それから天地を切り落とし、固くてエグミが多い頭の部分の皮を1周剥いておきましょう。
味を染み込みやすくする一工夫
きゅうりの皮を3か所ほど剥いて、味を染み込みやすくします。その後、お好みのサイズにきゅうりをカットしてください。ただしひとつひとつが小さ過ぎると味が染み込み過ぎて辛くなってしまい、また脱水され過ぎて食感を感じられない漬物になってしまいます。
きゅうりを脱水する
ビニル袋にきゅうりとひとつまみの塩を入れ、全体をしっかり揉んだあと口を結びます。それからきゅうりが重ならないよう平らに並べ、上から重石を置いて40分ほど冷蔵庫に放置してください。
きゅうりを湯通しする
約40分後、きゅうりを塩を少々入れた熱湯に5秒ほどサッとくぐらせます。脱水されてでてきた青臭い水分を落とし、きゅうりを鮮やかな色に仕上げることが目的です。きゅうりはすぐにザルにあげ、冷水に落としてください。
きゅうりを漬ける
水気を拭き取ったきゅうりと、最初に作って冷ましておいた調味液をビニル袋にあわせます。先ほどと同様に重石を置いて冷蔵庫に入れ、1時間後に完成です。完成後は別の容器に移し、最低でも3日以内には食べ切ってしまいましょう。
完成 It’s ready to eat!!
とっても美しく仕上がりました!
それでは大量の白米を用意していただきます!
モグモグモグ……
シャキシャキとしたきゅうりの食感と、口の中に広がる旨味と塩味がたまりませんね。恐ろしいことに、きゅうり一切れで大盛り白米が消失してしまいました。
また好みによっては、醤油やすりごまをかけて食べてもいいかもしれません。作り方はとっても簡単なので、筆者自身もこれから何度でも作っていきたいです。みなさんもぜひこの記事を参考に、きゅうりの浅漬けにチャレンジしてみてくださいね。
レシピ Recipe!!
<材料>4人分
きゅうり・・・・・・2本
(A)水・・・・・・・・・500ml
(A)塩・・・・・・・・・大さじ1/2
(A)昆布・・・・・・・・5×8センチ程度
赤唐辛子・・・・・・・1本(タネを抜いて刻む)
下準備など
- 最低でも3日以内に食べ切りましょう。
- 盛り付け後、お好みで醤油やすりごまをかけて食べてみてください。
手順
1,鍋に(A)をあわせて中火にかけ、アクを取りながら沸くのを待つ。沸騰直前に昆布は取り出し、沸いたら火を止めて赤唐辛子を入れる。常温に戻るまで放置。
2,きゅうりはよく洗って水気を拭き取り、板ずりしたあともう一度流水で洗って水気を拭き取る。
3,3か所ほど皮を剥き天地を落とす。頭の部分の皮を一周剥いておく。お好みのサイズに切り分ける。
4,きゅうりとひとつまみの塩をビニル袋に入れ、全体を揉んだあと、重石を置いて冷蔵庫内で40分ほど放置。
5,鍋に塩少々入れた湯を沸かし、(4)をサッと5秒ほど湯にくぐらせる。すぐにザルにあげて冷水に落とす。
6,水気を十分拭き取った(5)と、しっかり冷ました(1)をビニル袋にあわせ、重石を置いて冷蔵庫内で1時間ほど放置して完成。
お手数ですが、
下のアイコンをポチッと押していただけると
大変励みになります。
「和食」のお勧めレシピ
キンクマ 白米にもお酒にも合う最高の一品だヨ。 ご飯が止まらなくなる「やみつききゅうり」 「やみつききゅうり」と言えば、居酒屋やスーパーの総菜コーナーをはじめ、各家庭でもさまざまな味付けで食べられている[…]
キンクマ 焼きおにぎりはフライパンで作れば簡単だヨ。 元和食料理人がおすすめする一番美味しい焼きおにぎりの作り方 「焼きおにぎり」にはさまざまな作り方が存在しますが、今回はご家庭でもっとも簡単に作れるう[…]
キンクマ 和食の定番副菜をマスターしよう! 「ほうれん草のごま和え」のプロの作り方をご紹介! 今回は、和食の副菜の定番でもある「ほうれん草のごま和え」を作ってみようと思います! きっと誰もが一度は[…]