海辺に生える野草「ハマダイコン」
みなさんは、「ハマダイコン」を知っていますか?
主に全国各地に海辺の砂地に生息する野草で、その名の通り大根の仲間です。
海辺では、ほぼ確実に見ることができるでしょう。
このハマダイコンは、驚くことに全ての部位を食べることができます。
例えば、花や実に至っては生食可能で、サラダで食べると美味しいです。
花を食べると、後味がほんのり大根なので面白いですよ(後述しますが根っこは基本的に辛みが強いので注意です)。
色んな料理に使える野草ですので、ぜひみなさんも採取しましょう!
ただし、最低限のルールとマナーは守ってくださいね!
・ハマダイコンの生息場所、美味しい時期を知ろう!
「#ハマダイコンの辛子酢味噌和え」を作ったヨ✨
ハマダイコンは、海辺に生える野草ネ👍
とってもオイシーからお勧めだヨ💐#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#お腹ペコリン部 pic.twitter.com/Ome6yAwZh9— キンクマ主夫の食卓@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) March 30, 2023
ハマダイコンを採る
海辺の砂地を探す
ハマダイコンは、海辺の砂地であれば全国各地で見ることができます。
逆にハマダイコンが無い海辺の方が珍しいかもしれません。
まるで野生のサラダバーです。
基本的に全ての部位が可食可能
このハマダイコンは、料理によっては全ての部位が可食可能です。
ただし、時期によってどの部位がオイシーかは知っておく必要があるでしょう。
まず、名前の通り根っこは大根そっくりです。
しかし、辛みが強いので食べるとするならば、花が咲く前の寒い時期(12~2月)です。
すりおろして薬味として使うか、少し水にさらした後に味噌汁の具や炒め物にしましょう。
繰り返しますが、基本的に辛いです。
年明けから冬の終わりごろ(1~3月)にかけては、若芽を摘むのもおすすめです。
おひたしや炒め物、天ぷらもオイシーです。
毎年ハマダイコンが生える場所が分かっているならば、採るのは簡単でしょう。
春頃(3~5月)になると、花や実を食べることができます。
花や実は生食が可能なので、サラダで食べてもオイシーです。
時期が遅くなると、実も固くなるので注意してください。
お料理開始 Let’s Cooking!!
塩茹でする
今回は、蕾と周辺の茎を食べてみます。
実も少し混ぜてみました。
よく洗い、塩水で茹でた後、冷水にさらします。
しっかり粗熱が取れたら、しっかり水気を切って適当なサイズに刻んでください。
先に食べた感想を少し言いますと、もうかなり大きく育っていたため、茎の部分は繊維質が強いものが混ざっていました。
花が咲く時期だと、茎は花や蕾周りのごく先端だけ食べるといいと思います。
辛子酢味噌を作る
辛子酢味噌を作っていきます。
白味噌に酢、砂糖、煮切り酒、煮切りみりん、練りからしを入れてしっかり混ぜましょう。
最後は塩で味を整えます。
ちなみに煮切り酒、煮切りみりんとは、あらかじめ小鍋で沸かしてアルコールを飛ばしたものです。
冷ましてから使います。
辛子酢味噌にしっかり和えましょう。
完成 It’s ready to eat!!
彩りが綺麗ですね~。
とっても春らしい一品だ完成したと思います!
それでは早速食べてみましょう!
モグモグモグ……
辛子酢味噌が合う!
茎の部分は、若干菜の花のような優しい苦味があるのですが、それと合わさってサイコーです(時期が遅くて若干繊維質が強かったですが)。
そして、実の部分はシャキシャキでたまりません。
僕が個人的に一番好きな部位ですね。
こんな野草が自然界にボーボーに生えているなんて、本当に地球は素晴らしい!
また、先ほども書いた通り、花と実は生食可能です。
海辺をお散歩する際はぜひ食べてみてくださいね。
レシピ Recipe!!
<材料>4人分
ハマダイコン・・・・150~200g(花軸、茎、実)
(A)白みそ・・・・・・・100g
(A)酢・・・・・・・・・大さじ3強
(A)酒・・・・・・・・・大さじ1(煮切っておく)
(A)みりん・・・・・・・大さじ1(煮切っておく)
(A)砂糖・・・・・・・・大さじ2~(味を見て調整)
塩・・・・・・・・・少々
下準備など
- 大さじ1の酒とみりんを小鍋に合わせて一度沸かし、冷ましておく。
手順
1,しっかり洗ったハマダイコンを塩茹でし、冷水にさらす。
2,水気を切ったら、食べやすい大きさに切る。
3,(A)をしっかり混ぜ合わせ、塩で味を整える。
4,(3)に(2)を入れ、しっかり和える。
お手数ですが、
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