塩鮭が味の決め手!冬に食べたい汁物
今回は、酒粕を溶かして煮込んだ関西の冬の定番「粕汁」の作り方をご紹介。たっぷりの野菜はもちろん、塩鮭を使うことで味に深みが増します。食べると体がポカポカになるので、ぜひ寒い時期に作ってみてください。
・具材の下処理を覚えよう!
・生鮭でなく塩鮭を使おう!
・酒粕の使い方を覚えよう!
「粕汁」を作ったネ✨
まるでキンクマハムスターを溶かしたかのような色に仕上がったヨ💦
鮭がとっても美味しかったネ🤤#おうちごはん pic.twitter.com/FxjvUlT9Tr
— キンクマ主夫@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) September 22, 2024
お料理開始 Let’s Cooking!!
具材の下処理
人参と大根は5センチ程度の太めのマッチ棒サイズに切りそろえます。ゴボウは乱切りにし、15分ほど水にさらしてアク抜きします。しいたけは半分か1/4サイズにカット、薄揚げは短冊切りがおすすめです。
里芋は皮をむき、軽く塩もみして流水で流し、ぬめり取りとアク抜きを。こんにゃくは短冊切りにし、塩もみして5分ほど置きます。その後、塩がついたまま熱湯で3分ほど茹で、ザルにあげておきましょう。
粕汁は塩鮭のアラを使うのがベスト
粕汁は塩鮭を使うことで、味がまとまります。また可能であれば、骨から出汁がよく出るアラの部分を使いましょう。塩気が強い塩鮭を使う場合は、あらかじめ水にさらして塩抜きしてから、次の工程に移ってください。
鮭の下処理:霜降り
塩鮭を耐熱ボウルに入れ、80~90℃のお湯をたっぷりかけます。菜箸を使って、塩鮭に満遍なくお湯が行き渡るようにしましょう。
30秒ほどしたら湯を流し、流水にあてながら血やウロコを落としていきます。鮭の場合ウロコは焼いて食べる分には気になりませんが、汁物にすると口に残ります。
具材を出汁で煮込んでいく
すべての具材を鍋に入れ、出汁を張ります。さらに追加で昆布も入れて、中火にかけて一度沸かします。
沸騰直前に昆布は取り出してください。アクをすくい、さらに10分ほど煮込みます。
酒粕はあらかじめ溶かしやすくする
酒粕は使う直前に酒を全体にふりかけ、レンジで軽くチンします(まずは600Wで1分)。さらにそこへ煮汁も少し足し、泡立て器を使って、ある程度ボウルの中で酒粕を溶かしてください。
そして味噌を溶く要領で酒粕をすべて汁に溶かし、さらに弱火で3分ほど煮て味を馴染ませます。また味噌漉しの中で溶けきれなかった酒粕は、捨てずにそのまま汁の中に加えてください。最後に白みそを溶いて、薄口醤油を軽く加えたら完成です。
完成 It’s ready to eat!!
具材がゴロゴロで美味しそうですね。
それでは早速食べてみましょう!
モグモグモグ……
汁に野菜や鮭の旨味がいっぱい溶け込んでいて、体に沁みわたります。やはり何といっても、塩鮭を使ったからこそ、この味が生まれました。生鮭を使っていたら、少し物足りない味になっていたと思います。
栄養価も高く、これほど体が温まる汁物はほかにないです。作り方自体はとっても簡単なので、ぜひこの記事を参考に作ってみてください。
レシピ Recipe!!
<材料>大盛り4人分
塩鮭・・・・・・・・3切れ(アラがあればアラを使う)
出汁・・・・・・・・6カップ
昆布・・・・・・・・5センチ×5センチ
酒粕・・・・・・・・150g
白みそ・・・・・・・80g~(好みで調整)
薄口醤油・・・・・・大さじ1強
大根・・・・・・・・太いところ5センチ(太めのマッチ棒)
人参・・・・・・・・1/2本(太めのマッチ棒)
ごぼう・・・・・・・1/2本(乱切り)
里芋・・・・・・・・4個(2~3等分)
しいたけ・・・・・・4個(2~4等分)
薄揚げ・・・・・・・1枚(短冊切り)
こんにゃく・・・・・1/2枚(短冊切り)
小ネギ・・・・・・・お好みで(刻み)
下準備など
- 塩気の強い鮭を塩鮭を使う場合、あらかじめ水にさらして塩抜きしてください。
- 酒粕を加えてみて、とろみが強い場合は出汁でのばしてください。
- 逆にとろみを強くした場合は、白みそを加える前の煮込み時間を増やしてください。
手順
1,里芋は塩もみしてぬめりとアクを取り、流水で塩を落として水気を切る。ごぼうは15分ほど水にさらす。こんにゃくは塩もみして5分ほど置いておき、塩がついたまま3分茹でてザルにあげる。
2,塩鮭を耐熱ボウルに入れ、80~90℃のお湯をたっぷりかけ、菜箸を使って全体に湯が当たるように鮭を優しく動かす。30秒ほどしたら湯を捨て、代わりに水を張って粗熱を取る。流水にあてながら汚れやウロコを取る。
3,鍋にすべての具材、昆布を入れ、出汁を張って中火にかける。沸く直前に昆布は取り出す。10分煮込む。
4,耐熱ボウルに入れた酒粕に分量外の酒をしっかり振りかけ、600Wのレンジで1分チンする。
5,(4)に(3)の煮汁を少し加え、泡立て器を使ってある程度溶かす。
6,味噌漉しを使って、(5)を(3)に溶かす。最後味噌漉しに残った酒粕も鍋に加える。
7,弱火に落として3分ほど煮る。
8,白みそを溶いて、薄口醤油を加える。
9,盛り付け後、お好みで小ネギを散らす。
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