バターで香ばしく焼き上げるジューシーな料理
今回は、イタリア北部にあるミラノの名物料理「ミラノ風カツレツ」を作ってみようと思います!
ミラノ風カツレツは、薄く延ばした仔牛肉に粉チーズやハーブをたっぷり混ぜた細かいパン粉を付け、たっぷりのバターで焼いて仕上げた料理のことを言います。
衣はカリッとしつつも、バターやチーズの旨味やコクが加わり、とてもジューシーな味わいです。
これにレモンを絞って食べれば、衣とお肉の旨味が口の中で完全に一つになり、ミラノ風カツレツの底力を知ることとなります。
ちなみに本場では仔牛肉を用いるのが定番ですが、この記事では、よくある牛モモのブロックを用いました。
また、牛ではなく、豚ロースや鶏むね肉を使っても美味しく仕上げることは可能でしょう。
ぜひこの記事を参考に、ミラノ風カツレツにチャレンジしてみてください!
・牛モモの下処理を覚えよう!
・ミラノ風カツレツに合うパン粉を知ろう!
・たっぷりのバターを使って焼こう!
「#ミラノ風カツレツ」を作ったヨ✨
パン粉に混ぜ込んだハーブや粉チーズがサイコーに効いていたネ🌿🧀
ところでミラノって何県にあるんだろ❓#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#ネクストフーディスト#レゾルム#キンクマジョーク pic.twitter.com/zw84u0CNYh
— キンクマ主夫の食卓@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) April 23, 2023
お料理開始 Let’s Cooking!!
牛モモの下処理
牛モモの登場です。
ローストビーフによく使われる部位ですね。
流石にこのままでは分厚いので、半分の薄さに切りました。
お肉をラップで包み、とにかく麺棒で叩きます。
こうすることで、筋繊維が壊れて柔らかくなり、また、焼いた際の反り返りを防ぐことができます。
倍の面積になるぐらいまで延ばしてください。
牛モモの下味
お肉に下味を入れます。
塩胡椒、ブラックペッパー、そして粉チーズです。
あとでパン粉にも粉チーズを混ぜますが、お肉にも直接粉チーズを塗しておくことで、さらにチーズ感が前面に出てきます。
チーズ好きなら、画像の倍以上はチーズを塗していいと思います。
パン粉を付ける
バッター液です。
卵1個、薄力粉大さじ4、水大さじ2を混ぜました。
お肉をバッター液にくぐらせ、パン粉を塗します。
パン粉は、細かいものを使用します。
僕は、フードプロセッサーで細かくしました。
そして、たっぷりの粉チーズ、お好みのハーブを混ぜ合わせます。
パン粉を塗したら、包丁の背で格子模様を入れます。
一応これにも理由があって、火の通りが良くなるのはもちろん、パン粉が剥がれにくくなります(格子模様がないと全体が一気に剥げる)。
焼く
たっぷりのオリーブオイルとたっぷりのバターがポイントです。
しっかりバターが溶けて、フツフツになった所へお肉を入れます。
ただし、強火は厳禁です。
バターが焦げないように、フライパンを動かしながら先ずは弱火で!
何を血迷ったのか、最初に焼く面を間違えてしまいました!
最初は、格子模様を付けた面を下にして弱中火で焼きます。
これが逆になると、調理中に盛り付け面(つまり格子模様を付けた面)のパン粉が剥げるリスクが増しちゃいますね。
それに油が綺麗な内に焼く方が、焼き色も綺麗に付きますから。
まあ、やってしまったことは仕方ない!(笑)
両面じっくり焼きましょう。
サイドもしっかりカリッと仕上げたいので、終始スプーンで油をかけてあげてください。
完成 It’s ready to eat!!
ミラノ風カツレツは、レモンとの相性が抜群です!
トマトソースやケチャップと共に食べてもオシイーですが、ここは一番シンプルに!
さあ、それでは早速食べてみましょう。
モグモグモグ……
お~、これはサイコーですね。
お肉がオイシーのは当然なのですが、衣がビックリするぐらいオイシーです。
粉チーズ、ハーブ、さらにはバターをしっかり吸ったことで、かなりインパクトのある味に仕上がっています。
もしワインを合わせるとしたら、赤でも白でもどちらも相応しいでしょうね~。
お肉を主役とするか、衣(パン粉)を主役とするかで変わりそうです。
でも僕は、山盛りの白米と共にいただきました!
ミラノ風カツレツ、ぜひみなさんもお試しください!
レシピ Recipe!!
<材料>2人分
牛モモ肉・・・・・・150g×2
塩胡椒・・・・・・・適量
B.P・・・・・・・・適量
粉チーズ・・・・・・適量
オリーブオイル・・・・大さじ2強
バター・・・・・・・・60g
(A)卵・・・・・・・・・1個
(A)薄力粉・・・・・・・大さじ4
(A)水・・・・・・・・・大さじ2
(B)パン粉・・・・・・・適量(細かめ)
(B)粉チーズ・・・・・・適量
(B)ハーブ・・・・・・・適量(パセリ、タイム、ローズマリーなど)
レモン・・・・・・・お好みで
下準備など
- 牛モモ肉がなければ、豚ロースや鶏むね肉でも作れます。
- 手順(1)については、火が十分入る薄さになれば十分です。
手順
1,牛モモ肉をラップで包み、叩いて薄く延ばす。
2,(1)の表面に塩胡椒、B.Pを振り掛け、粉チーズを塗す。
3,しっかり混ぜ合わせた(A)に(2)をくぐらせ、(B)を付ける。
4,(3)のどちらかの面に格子状の模様を包丁の背を使って入れる。
5,オリーブオイルを引いたフライパンにバターを入れ、弱火でフツフツなるまで火にかける。
6,格子模様を入れた面を下にして、(5)に(3)を入れる。
7,弱中火で両面じっくり焼く。スプーンを使ってサイドにもしっかり油をかける。
8,盛り付け後、お好みでレモンを絞って食べる。
お手数ですが、
下のアイコンをポチッと押していただけると
大変励みになります。
「西洋」のお勧めレシピ
キンクマ スペアリブほど興奮する食べ物はないネ。 赤ワイン煮込みは簡単です 「赤ワイン煮込みを作るのは難しい」と思っている人は、少なくないと思います。しかし実際には、赤ワイン煮込みは和食でいう「豚の角煮[…]
キンクマ 食べ過ぎたらデブになる料理だヨ。 実はとっても簡単に作れる「ミートローフ」 今回は、「ミートローフ」を作ってみようと思います! ミートローフはお肉の旨味がたっぷり[…]
筋クマ 本格的なビーフストロガノフは家でも作れるヨ。 ロシアの代表的料理「ビーフストロガノフ」 ハヤシライスやハッシュドビーフとは何が違う? 「ビーフストロガノフ」と言う名前の料理、食べたことがなくて[…]