毎週月曜日の朝9時に更新予定だヨ。

【レシピ】小豆から作る!体がぽかぽか温まる簡単本格「おしるこ(ぜんざい)」

キンクマ
寒いときにぴったりだヨ。

 

新年に食べたい本当に美味しい「おしるこ」の作り方

鏡開きで役割を終えた餅を使い、家族団らんで「おしるこ」を食べることは、昔から縁起のいいこととされています。今回は、そんなおしるこを生の小豆から作る、本格的な作り方をご紹介。市販のおしるこの素や缶詰のあんこからでは味わえない小豆の風味を味わえるので、ぜひこの記事を参考に作ってみてください。

 

今回のポイントや見どころ
・小豆の炊き方を覚えよう!
・上白糖とグラニュー糖を使い分けよう!
・餅の焼き方を覚えよう!

お料理開始 Let’s Cooking!!

小豆を洗う

小豆はザルを重ねたボウルのなかでサッと洗います。強くこすると小豆が割れる恐れがあるので、表面の汚れを軽く落とす程度にとどめてください。

 

キンクマ
水に浮く小豆があったら取り除こう!

 

小豆のアクを抜く

小豆はアクが多いので、まずは「渋切り」と呼ばれる作業でアク抜きします。まずは鍋でたっぷりの湯を沸かしましょう。湯の量は最低でも小豆の3倍は必要です。

そして湯が沸いたところに小豆を入れ、弱火にして10~15分煮ます。煮汁が紅茶のような色になったらアクが抜けてきた証拠です。

時間まで煮たらザルにあげ、表面を軽く流水で洗います。あっさりしたあんこが好きなら、この作業をもう一度行ってください。筆者は小豆特有の風味をしっかり味わいたいので、渋切りは1回だけしか行っていません。

 

キンクマ
料理によっては渋切りが不要な場合があるヨ。

 

小豆を炊く

洗った鍋にたっぷりの水を張り、強火で沸かします。沸いたら小豆がふつふつと踊る程度の火力に落とし、40~60分かけて柔らかくしていきましょう。

小豆は炊いているときに空気に触れると皮が破れるので、水の量には常に気を付けなければなりません。水が少なくなったら都度水を足してください。またアクが浮いてきたら、丁寧に掬ってあげてください。

 

キンクマ
時間をかけて丁寧に炊こう!

 

小豆は指で潰して固さを確認

小豆を指で潰し、なかに芯が残っていないか確認します。1つだけでは確認不十分なので、3粒ほど試してみてください。まだ固いようでしたら、追加で10分ほど追加で火にかけてみてください。

このあと砂糖を加えますが、砂糖を加えると小豆はこれ以上柔らかくなりません。この段階で、しっかり柔らかくしておきましょう。

 

キンクマ
火傷には気を付けてネ。

 

砂糖は3~4回に分けて投入

まず砂糖を加える前に煮汁の量を調整します。少しさらさらしたおしるこが好みなら、水を足します。水気が少ない小豆をしっかり感じるおしるこが好みなら、おたまで煮汁を捨ててください。

砂糖はまとめて入れると小豆から水分が一気に抜けて固くなるので、3~4回に分けて投入します。砂糖を入れる度に鍋全体をゆっくり混ぜ、砂糖が溶け切ったあとに次を加えるようにしてください。

また砂糖の種類は上白糖を使うとコクが加わり、こってりした甘さに仕上がります。一方でグラニュー糖を使うと、すっきりした甘さの仕上がりになるので、ぜひ砂糖の種類はお好みで使い分けてみましょう。仕上げに塩を1つまみほど加えたら完成です。

 

キンクマ
ボクはグラニュー糖を使ったヨ。

 

餅を焼く

オーブントースターで焼く場合、専用トレイの上に薄く油を塗ったアルミを敷き、その上に餅を並べます。1200Wで2分ほど余熱し、6~8分ほど表面に焼き色がつくまで焼きましょう(餅の種類やオーブントースターの性能により、焼き時間は異なるので目を離さない)。

フライパンなら油を薄っすら引いて、フライパンを十分熱し、餅を並べて中火で両面約4分ずつ焼いてください。餅が焼けたらおしるこをたっぷり椀によそって、その上に餅を乗せましょう。

 

キンクマ
テフロン加工されているフライパンで焼くのが一番簡単だと思うヨ。

完成 It’s ready to eat!!

 

甘い香りが漂ってきますね。
それでは熱々のうちに食べてみましょう!

 

モグモグモグ……

 

小豆のコクと風味が口いっぱいに広がり、さらに絶妙な甘みが体中に沁みわたります。餅は表面がカリカリで、焦げの風味も相まって最高の状態です。

市販のあんこを使うのもいいですが、生小豆から作ったあんこにしかない旨味が確かにあります。実はそんなに難しくない料理ですので、ぜひこの記事を参考に、お家で完全手作りのおしるこに挑戦してみてください。

 

キンクマ
体が温まって痩せた気分だヨ。
キンクマの奥さん
お餅5個食べた人が何を言いよるんかね?

レシピ Recipe!!

<材料>4人分

小豆・・・・・・・・150g

グラニュー糖・・・・120~150g(上白糖も可)
塩・・・・・・・・・ひとつまみ

餅・・・・・・・・・4切れ


下準備など

  • 小豆は炊けると3倍程度に膨れ上がるので、鍋の大きさには注意しましょう。
  • 小豆のアクを完全に抜きたいなら、(2)(3)の工程をさらに1回行いましょう。
  • すっきりした仕上げにしたいならグラニュー糖、コクがあってこってりした甘さに仕上げたいなら上白糖を使いましょう。

 

手順

1,ザルを重ねたボウルのなかで、小豆を流水にあてながらサッと洗う。
2,小豆が十分浸かる量の水を鍋に沸かし、小豆を入れる。弱火に落とし10~15分煮る(煮汁に十分色がつくまで)。
3,ザルにあげ、流水で表面をサッと洗う。
4,小豆を洗った鍋のなかに戻し、たっぷりの水を張って強火で沸かす。沸いたら小豆がふつふつ動く程度の火力に落とす。
5,アクを取りながら、40~60分炊いていく。水量が減ってきたら、都度水を足す。
6,小豆を指で潰して芯がないことを確認したら、煮汁の量をお好みで調整する。
7,グラニュー糖を3~4回にわけて加える。
8,塩をひとつまみ加えて味をしめる。
9,餅を焼く。焼き方は【コチラ
10,椀に(8)をたっぷりよそい、(9)を乗せる。

 

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