お好みの野菜でピクルスを作ろう
今回は、色とりどりの野菜を使って「ピクルス」を作ってみようと思います!
ピクルスとは、主に野菜をスパイスやハーブなどで調味した酢に漬け込んだ西洋の漬物です。海外では古くから保存食としても親しまれており、料理の付け合わせやハンバーガーに挟んだりなど、楽しみ方も豊富。さらに作り手によって漬け込む野菜の種類や味つけはさまざまで、レシピには多くのバリエーションが存在します。
この記事では、そんな数あるピクルスのレシピの中でも本当にオイシー基本的な作り方をご紹介。また、ピクルスに適した野菜やおすすめのスパイスやハーブについてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
・調味液に用いるのにおすすめのスパイスやハーブを知ろう!
・ピクルスに適した野菜を知ろう!
・野菜を一度湯通ししよう!
キンクマ特製の「#ピクルス」だヨ✨
ポリポリ無限に食べられるネ🥒
1億9000万年前の岩塩層から蘇った野人もビックリの味だったヨッッッ💦#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい#ブロガーさんと繋がりたい#ネクストフーディスト pic.twitter.com/6xNWT8eZGN— キンクマ主夫の食卓@料理家ハムスター (@kinkumashuhu) August 10, 2023
お料理開始 Let’s Cooking!!
ピクルス液の作り方:酢の種類やおすすめのスパイスやハーブについて
まずはピクルス液の材料をすべて小鍋にあわせ、強火で沸騰させましょう。その後、弱火で3~4分火にかけてから冷まします。酢をまろやかにし、アルコールを飛ばすためです。
白ワインビネガーがなければ穀物酢で代用してもかまいませんが、できれば白ワインビネガーと穀物酢のミックスでの使用をおすすめします。また穀物酢以外の酢でもかまいません。たとえば米酢を使えばまろやかに、果実酢を使えば優しいフルーティーな香りが効いた仕上がりになります。
スパイスに関しては、粒胡椒(白・黒・ピンク)、クミン、クローブ、シナモン、ナツメグなど。ハーブに関しては、ローリエ、タイム、オレガノ、ローズマリーなど。
今回僕は、白粒胡椒を6粒、ベイリーフ1枚、クローブ1粒、タイム少々、粗挽きブラックペッパー少々、オレガノ粉末少々、ローズマリー1センチを用いました。スパイスとハーブは完全にお好みで、粉末のものでもかまいません。
もちろん入れ過ぎもよくないですが、適度な量を入れることでピクルスは断然に美味しく仕上がります。家にスパイスやハーブがない人は、せめて胡椒(粒でなく粗挽きでもよい)だけでも入れてみるといいでしょう。
白ワインビネガー・・・350ml
穀物酢・・・・・・・・100ml
白ワイン・・・・・・・150ml
水・・・・・・・・・・150ml
砂糖・・・・・・・・・120g~(味をみて調整)
塩・・・・・・・・・・小さじ1弱
にんにく・・・・・・・1かけ(スライス)
赤唐辛子・・・・・・・1本(大きめの輪切り)
お好みのスパイス・・・適量
お好みのハーブ・・・・適量
ピクルスにおすすめの野菜は?
きゅうり、パプリカ、セロリ、白ゴーヤを用意しました。白ゴーヤは奥さんの職場の方が育てられたものをいただきました。通常のゴーヤに比べて苦味が少なく、まさにピクルスに適した野菜ですね。ありがたや~。
ちなみに他にもピクルスに適した野菜は以下の通りです。
・人参
・大根
・レンコン
・みょうが
・ミニトマト
・玉ねぎ
・カリフラワー
・カブ
野菜は食感が残る大きさにカット
野菜は適当な大きさにカットしましょう。大き過ぎても味は染みませんし、小さ過ぎると食感が損なわれます。
湯通しのメリット:殺菌効果と味の染み込みがアップ!
野菜を全て湯通しします。湯通しの目的は、殺菌と味の染み込みを良くするためです。鍋にたっぷりの水を張り、小さじ山盛り1杯の塩を入れて沸かします。
レシピによっては湯通ししない場合もありますが、湯通しのメリットは大きいので時間に余裕があれば必ず行いましょう。また、通常生で食べることは少ない野菜や固い野菜に関しては、必ず湯通ししてください。レンコンやゴーヤ、人参などです。
今回、先にゴーヤを30秒ほど茹で、その後残りの野菜をすべて入れて20秒ほど湯にくぐらせました。
冷水に落とし水気を完全に拭き取ろう
野菜をザルにあげ、すぐに冷水に落としてください。この工程を行わないと、余熱で野菜に火が入り、せっかくの食感が損なわれてしまいます。
野菜が完全に冷え切ったら、ペーパーを引いたバットの上に野菜を並べ、完全に水気を拭き取りましょう。ペーパーで挟んで、バットごと冷蔵庫で2~3時間放置するといいです。水気が残っていると、ピクルス液が薄まったり、痛みの原因になったりするので気をつけてください。
タッパーの使用はNG?なぜピクルスは瓶で漬けるのか
煮沸消毒した瓶に野菜を詰め込み、ピクルス液を流し込みます。冷蔵庫で最低一晩は味を染み込ませたいですね。その後、1週間以内で全て食べきりましょう。
ちなみに瓶ではなく、ピクルスをタッパーで漬け込むことはできるのでしょうか?
実は、タッパーの使用はあまりおすすめできません。
ピクルスは長期間保存するので、タッパーへの匂い移りや、酢によってタッパーが痛む恐れもあります。また密閉度も瓶の方が優れているので、ピクルスといえば瓶なのです。100均にもいろんな種類の瓶が売られているので、ぜひ購入してみてください。
完成 It’s ready to eat!!
2日間漬けたものです。
美味しそうですね~。
それでは早速食べてみましょう!
モグモグモグ……
お~、食感が程よく残りつつ、味も適度に染みています。ピクルスとして十分の仕上がりです。
どれもオイシーですが、今回使用した野菜の中でいえば僕は白ゴーヤとセロリがお気に入りですね。白ゴーヤがもつ本来の苦味がスパイシーな酸味と合わさってサイコーにクセになります。セロリもあの独特な風味がしっかり活きていて、一度食べ始めたら止まらない美味しさです。
また、大量に作ったピクルスも3日かからずして無事に完食。日を跨ぐごとに味の染み込みがアップしていくので、毎日食べるのが楽しみでした。ピクルス作りは非常に面白いので、ぜひまだ作ったことがない人はお試しください!
レシピ Recipe!!
<材料>4人分×3日分
きゅうり・・・・・・3本
パプリカ・・・・・・1個
セロリ・・・・・・・1本
白ゴーヤ・・・・・・1本
(A)白ワインビネガー・・・350ml
(A)穀物酢・・・・・・・・100ml
(A)白ワイン・・・・・・・150ml
(A)水・・・・・・・・・・150ml
(A)砂糖・・・・・・・・・120g~(味をみて調整)
(A)塩・・・・・・・・・・小さじ1弱
(A)にんにく・・・・・・・1かけ(スライス)
(A)赤唐辛子・・・・・・・1本(大きめの輪切り)
(A)お好みのスパイス・・・適量
(A)お好みのハーブ・・・・適量
下準備など
- スパイスやハーブは記事本文を参考にしてみてください。【こちら】
- 密閉できる瓶で作ることをおすすめします。
- 冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。夏場はもっとお早目に。
手順
1,(A)を鍋に合わせ強火で沸かし、沸騰したら弱火に落として3~4分火にかける。常温に冷ます。
2,適当な大きさにカットした野菜を塩茹でする。
3,(2)をザルに上げ、冷水に落とす。
4,(3)をペーパーを広げたバットの上に並べ、完全に水気を拭き取る。
5,煮沸消毒した瓶に(4)を詰め込み、(1)を流し込む。
6,(5)を冷蔵庫で最低一晩寝かせる。
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