毎週月曜日の朝9時に更新予定だヨ。

【レシピ】衝撃!ウツボ料理3選と捌き方

キンクマ
キンクマ史上最強に捌くのが難しかったヨ。

 

海のギャングを食す!

 

なんとなくいつも行っているお魚屋さんでお買い物をしていると、何やらクソデカイお魚さんの姿が……!

ウナギかな?
ヘビかな?

いえ、海のギャング「ウツボ」です!
今日の夜ご飯にしてみましょう。

どんな風な料理にするかは捌きながら考えることにします。
(もちろんウツボを捌くのは初めてですヨ。)

 

 

お料理開始 Let’s Cooking!!

 

改めてみると大きい!
内臓は取られた状態で売ってあったのですが、それでも6、7キロは優にあります。
お値段の方は、2,500円でした。

 

キンクマ
ボクの実家のわんわんより重かったヨ。

 

 

まな板に乗りません。

 

 

お腹の中はこんな感じ。
白身ですね~。

 

 

頭を落とし、肛門付近で両断!
出刃包丁を入れてみてビックリ!

なんと皮が分厚過ぎて刃が入らないんです。
家庭用の包丁だったらまず捌けません。

ウツボ、恐ろしい!

 

 

3枚おろししていきます。
とにかく皮が固いし、身もあり得ないぐらい固い!
超筋肉質なお魚さんです。
でもね、脂もそれなりにあるんですよ~。

 

 

かなり大苦戦しながらも、胴体部分の3枚おろしの完成。
身にかなり血が回っていますね~。
ちょっと臭いです。

高知県なんかでは、「ウツボのたたき」や「お刺身」が有名です。
ですが鮮度があまりよろしくないので、今回は残念ながら見送ることにします。
いつか釣りで釣れたら、しっかりその場で処理して新鮮なウツボを持ち帰ることにします!

(あと、寄生虫が結構いました。初めて見る奴らでしたネ~。)

 

キンクマ
刺身食べたかったネ~。

 

 

これ中骨なんですけど、ウナギやヤガラと同じタイプですね。
ちょっと骨に身を残し過ぎてしまって見にくいのですが、「Yの字型」しています。
とことん捌く難易度が高いお魚さんだ……。

あわせて読む

筋クマ 変なお魚さんを見かけると反射的に買ってしまうよネ。   長~いお魚が売られていました   「今日のご飯は何にしようカナー」って悩んでいたら、いつも行っているお魚屋さんに見慣れない姿が[…]

 

キンクマ
中骨がYの字になっているお魚さんは捌くのが大変だヨ。

 

 

更に恐ろしいことに、ウツボは小骨が身の中にビッシリ埋まっています。
これはウナギなんかも一緒ですね。
(ただしウナギの場合は骨自体が小さいから取り除かなくても気にならない。)

身に柳包丁で切れ込みを入れ、骨を露出させた上で最小限の身ごと骨を取り除かねばなりません。
何言っているのか分からないと思いますが、とにかく難しくて大苦戦でした。

身はかなりボロボロになってしまいましたが、異常なまでの身の固さのお陰で被害は最小限な気がします(笑)

 

キンクマ
ウツボ最難関のポイントだヨ。

 

 

一応身の中に埋まっている小骨について補足です。
背中側は頭から尻尾先までズラ~とあって、お腹側は肛門辺りから尻尾まであります。

(赤い線をちょんちょんと引いたところです。かなりアバウトな位置ですが。)

 

キンクマ
小骨とは言っても強烈に硬い骨だヨ。

 

竜田揚げ

さあ、ついに料理なのですが1品目は「竜田揚げ」です!

よく無人島生活のテレビでウツボを揚げて食べているじゃないですか。
「オイシー」とみんな言っているので、作ってみることにします!

濃口醤油、酒、みりん、たっぷりの生姜!
怖いので1時間ほど浸けます。

あわせて読む

筋クマ サバは本当にオイシーお魚さんだよネ。   サバサバサバサバ!!!!!   前回、奥さんと二人で釣った大量のサバ達です。 今回はコイツら全員を使って、「竜田揚げ」を作ってみようと思い[…]

 

 

しっかり味を入れたら、片栗粉を豪快にまぶします。

 

 

160℃の油で揚げましょう。

 

キンクマ
焦げないように気を付けようネ。

 

 

 

蒲焼き

切り身の絵面がヤバイですね。
2品目は、「蒲焼き」です。

うなぎの面影を僅かに感じるから、「うつ丼」にして食べましょう。

あわせて読む

キンクマ イワシはお財布に優しいお魚さんだネ。   イワシは安くて美味しいお魚さん   イワシって本当にオイシーですよね。 いつも行っているお魚屋さんで、ぷりぷりのイワシが6匹398円でし[…]

 

 

塩を振って余分な水分と臭みを取った後、片栗粉をまぶしました。
それを両面カリッと焼いていきます。

 

キンクマ
塩を振って15分置いたヨ。

 

 

両面火が通ったら、タレを流し込みます。
タレが煮詰まってきたら、しっかり絡めて完成!

 

 

 

ムニエル

切り身が余ったので、「ムニエル」も作ってみます。
(煮つけもしたかったけど、生姜が足りませんでした。)

これは、皮を剥いで焼いています。
塩胡椒をし、薄力粉を塗しました。

フライパンにオリーブオイルを引いて、弱火でじっくり焼いていきます。

 

 

両面キンクマ色!

 

 

牛乳とバター!
粉チーズにブラックペッパー!

超簡易ホワイトソースですね。
しっかり煮詰め、とろみがついたらソースを絡めて完成。

 

完成 It’s ready to eat!!

 

まずは「竜田揚げ」!

あ~、味としてはウナギに近い。
身はふわふわで淡泊。
皮の脂がとにかく凄い。
臭いもなんとなくありますね~。

見た目通り、大味な魚ですね(笑)
まあ、揚げたてにはレモンを絞って食べれば問題ナシ!

 

 

続いて、「うつ丼」!

焼くと少し柔らかい鶏肉のような食感!
そんでもってウナギ!

多分、オオウナギも食べたらこんな味がするんじゃないかな~。
不味いとまではいきませんが、段々と脂がキツくなります(笑)

 

 

最後に「ムニエル」!

あれ、これがダントツでオイシー!
皮を剥いだのが正解でしたね。

ソースの濃厚さが、ウツボの嫌な臭いを消しています。
そんでもって鶏肉に近い食感があるから、これはまるで鶏のムニエル!

 

 

今回料理したウツボは先にも申しましたが、ちょっと身に血が回って鮮度がよろしくなかったんですよね。
ですから、新鮮なウツボであれば更に美味しく食べることが出来たと思います。
あと、食べるには大きすぎたかもしれません(笑)

また、この感じの身質の魚は、多分刺身やたたきにすれば間違いなくオイシーお魚さんだと思います。
次は絶対生食するぞ~!

 

キンクマ
強烈で面白いご飯だったネ。
キンクマの奥さん
今度は釣ったの食べよう。

レシピ

竜田揚げ
<材料>2人分

ウツボ・・・・・・・200g

(A)濃口醤油・・・・・・大さじ2
(A)みりん・・・・・・・大さじ2
(A)酒・・・・・・・・・大さじ2
(A)生姜・・・・・・・・2かけ(すりおろし)

片栗粉・・・・・・・適量


1,ボウルに(A)を合わせ、ウツボを入れて少し揉みこむ。1時間冷蔵庫で寝かす。
2,(1)をザルに上げる。
3,(2)に片栗粉を塗す。
4,160℃の油で(3)を揚げる。

 

蒲焼き
<材料>2人分

ウツボ・・・・・・・200g
塩・・・・・・・・・適量
片栗粉・・・・・・・適量
(A)濃口醤油・・・・・・大さじ2
(A)酒・・・・・・・・・大さじ1
(A)みりん・・・・・・・大さじ2
(A)砂糖・・・・・・・・大さじ1

1,ウツボの両面に塩を振り、15分置く。
2,(1)の水気を綺麗に拭き取り、両面に片栗粉を振る。
3,サラダ油を引いたフライパンで(2)を焼く。
4,片面焼いてひっくり返したあと、火が7、8割入ったら(A)を流し入れる。
5,タレにとろみがついてきたら、スプーンを使って全体にタレを絡ませる。

 

ムニエル
<材料>2人分

ウツボ・・・・・・・200g
塩胡椒・・・・・・・適量
薄力粉・・・・・・・適量

オリーブオイル・・・・大さじ1

(A)牛乳・・・・・・・・150cc
(A)バタ・・・・・・・・20g
(A)粉チーズ・・・・・・大さじ2
(A)BP・・・・・・・・適量


1,皮を引いたウツボの両面に塩を振り、15分置く。
2,(1)の水気を綺麗に拭き取り、両面に薄力粉を振る。
3,オリーブオイルを引いたフライパンで(2)を焼く。
4,片面焼いてひっくり返したあと、火が7、8割入ったら(A)を流し入れる。
5,ソースにとろみが付いたら完成。

 

うつぼ骨なし開き 1kg【離島配達不可】【クール便】

お手数ですが、
下のアイコンをポチッと押していただけると
大変励みになります。

にほんブログ村 料理ブログへ
↑↑↑↑ポチッと応援お願いします♪

 

「変わった魚介」のお勧めレシピ

あわせて読む

キンクマ ブサイクなお魚さんほどオイシーのは気のせいカナ?   これからメジャーになりそうな深海魚「ゲンゲ」   みなさんは、「ゲンゲ」というお魚さんを知っていますか? ゲンゲは寒い海の深[…]

あわせて読む

[sitecard subtitle=前回の記事 url= https://kinkuma.blog/hiraiso-umiduri-315.html target=] 前回、平磯海釣り公園で釣った大量のキュウセン。 今回は、それを[…]

あわせて読む

筋クマ 僕も初めて食べるヨ。 楽しみだネ~。   見た目がグロいんですが美味しいんです   みなさんは「カメノテ」と言う食材を知っていますか? 日本では一部地域で食されていて、国内外でも[…]

最新情報をチェックしよう!